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2006.01.23

「なぜ他社に落ちたと思いますか」と聞かれたら。

選考状況を問われる際、「なぜ他社に落ちたと思いますか」「なぜ(今も)内定がないと思いますか」と聞かれることがあると思います。これは選考状況を聞かれる以上に厳しく、困惑する質問です。代表的な「圧迫面接」の例とも言えます。

選考状況を聞かれたらどう答えるか」というシリーズでは「一部の同業人気企業を除けば、落選した会社のことを特に言う必要はない」と述べました。しかしそれでもこの質問が出ることはあるでしょう。できれば聞かれたくも答えたくもないこの質問にどのように対応したらいいか、考察していきます。

まず覚えておいてほしいことは、「失敗は成功の糧」であることです。最初から何でもこなせる新卒新入社員は皆無であり、失敗することから教育が始まるといっても過言ではありません。しかし失敗を失敗と気づかず、また同じ間違いを繰り返してしまう社員は根本的に資質を疑われます。

面接官はあなたが同じ間違いを繰り返さない方法を自分で気づいているかどうかを確認するために、この質問をしているのでしょう。その答え方を通じて、入社後上司があなたを指導した時の反応を想像しているのかもしれません。もちろん採用試験という場は評価のフィードバックがあるわけでもなく、失敗の原因を個別にきちんと把握できている方が少数派かも知れません。しかし少なくとも現在も選考を受けている学生のみなさんは、就活開始当時の自分と今の自分を照らし合わせれば、以前は気づかず今になって分かったことは山ほどあるはずです。

したがってこの質問への答えとして落ちた原因だけ言うのではなく、落ちた当時の自分から現在の自分への「成長の幅」を伝えることが大事だと考えます(このあたりのことは「経験による自分の成長は、「位置」より「幅」。」も参考にしてください。)

しかし同時に留意しておかなければならないことは、「社会人は言い訳を嫌う」ということです。落ちた理由があまりに言い訳っぽいことになっては、その姿勢自体が否定材料になりかねません。一番まずいのは延々と言い訳をすることです。早めに現在の自分論に展開していく必要があります。

どうせ聞かれるか質問ですので、長くても1分、できれば30秒ぐらいのポジティブ回答を用意しておくと、本番であわてずにすむのではないでしょうか。ただの事前準備ではなく、自分の成長を確認するいい機会になると思います。

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