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2006.01.11

の方から来た、アヤしさ。

面接では敬語や丁寧語が学生にとっての大きな鬼門です。一番やっかいなのは、丁寧語だと思っていたものが実は変な使用法だった、というものです。

「ファミレス語。」というコラムでも書きましたが「~の方でよろしかったでしょうか。」という言い回しはその代表例です。この言葉に含まれる「~でよろしかったでしょうか」も変な言い方ですが、「~の方」の方も使い方によっては無意味な丁寧語、もしくはあいまいな言い回しになりえます。

先日の模擬面接で、自己紹介の時に「○○大学××学部の方から来ました△△と申します」と言った学生がいました。私はこれを聞いたとき、真っ先に「かたり商法」を思い出してしまいました。

これは

「消防署の方から来ました。消火器の交換をお願いします。」
「東京ガスの方から来ました。急ですが屋内点検をします。」

といった言い方であたかも職員を装って自宅に訪問し、詐欺的商法をするというものです。確かに「~の方角」から来ているのかもしれませんのでその言葉自体はウソではないかもしれません。しかし「かたり商法」のような言い方は古典的詐欺商法の代表として即座に気が付くものなのです。

「~の方から来ました」(「~から来ました」も同様です)という言葉は、何かに所属している表現としては極めてあいまいで不適切なものです。私たち社会人は名刺交換の時には「○○社の××と申します。」というのが普通です。うっかりアヤしげな自己紹介から入ってしまわないようにしてください。

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