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2006.01.21

他社状況を聞かれたらどう答えるか(2:採用担当編)。

選考状況にまつわるパラメータをもう一度まとめてみると、

●面接官の注目点:「資質」「脅威」「辞退

●面接官の分類:「現場社員」「採用担当者」「役員

となります。今回は「採用担当者」、いわゆる人事面接の場合を考察してみます。

採用担当者が直接面接をするのは、ある程度選考が進んだ段階だと思われます。その時の最大の注目点は、「役員面接に送り込める人物か」と「内定辞退しないか」の2点ですが、実際は特に「内定辞退しないかどうか」の方が重大と言えます。優秀な学生を選ぶだけなら現場だけでもできる仕事であり、選んだ後その人材を「入社させる」ことが採用担当の本当の仕事であるからです。

採用担当は残った学生を十分評価しています。同時に優秀な学生が他社にも内定を取ることや他社選考を受け続けることも織り込み済みです。したがって採用担当者との面接ではかなり詳しく選考状況を聞かれると思います。この時の対応方法は、個人的な意見ですが、「採用担当者に相談するがごとく誠実に話す」ことではないでしょうか。

役員=お父さん、人事=お母さん論」にも書いた通り、ある程度選考が進めば採用担当は学生の味方になります。特に役員面接前には採用担当者も学生との信頼関係を結びたいと思っているでしょう。ただ無機質に内定を出したところで、そこから先は学生が主導権を持ってしまいます。まだ学生が十分聞く耳をもっている間に学生の本当の考えを聞き、人間的な部分でのリレーション作りを始めなければいけません。

このため、学生の側も採用担当者との面談は他社状況も含め率直に相談するチャンスと考えた方がよいと考えています。その業界にどれだけ思い入れがあるかということは基本的にはその会社への思い入れにつながり、採用担当に伝わります。また採用担当が学生の方向性が違うと感じた場合は学生に自社のことを改めて説明し、それでも志望するかどうかを確認することになるでしょう。仮に選考に残っているところがないとしても、(その学生次第ですが)そのような状況で自社で採用した時に深まる絆を採用担当も考えるはずです。

したがって、個人的な意見ですが、広告業界の競合社を受けていることはまずマイナスにはならないと思います。ましてや広告業界の内定を持ちつつ自社を受けに来たということは、一定の優秀さと来てくれる確率も保証されるので、見る目が変わってくると思います。

しかし誰でも知っているようなメーカーに内定があるにもかかわらず中堅広告会社を目指しているといった場合には注意が必要です。最終的には親の勧めもあって世間に知られた会社にいくといったことは採用担当はよく直面しているはずです。本当に現在受験中の会社に行きたいことを採用担当に信用してもらうようなプレゼンをすべきだと思います。もしも必ず望む業界に行きたいと思うのであれば、他業界の内定のことは話さない方がいいかもしれません。

複数内定を持って悩んでいる学生の話を聞くと、一方ないしは両方の採用担当者との絆が深い場合がほとんどです。そのような絆が結べたからこそ得られた複数内定だとも言えるでしょう。皆さんもどのような選考状況であろうと、採用担当の方とはぜひ率直な話し合いをしてください。

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