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2006.01.09

「ユニバーサル面接」。

年を取ると頑固になるのは、目や耳の老化といった肉体的な衰えが原因だと言われています。

目や耳が悪くなってくると新聞や本を読むことや人の話を聞くのが次第におっくうになります。次第に新しい情報を得ようと思う心がなくなってきて、自分の殻にこもる傾向となり頑固になっていきます。学生と社会人中高年とのギャップは、価値感の違いだけではなく身体的な理由も一因となっているようです。

学生にとっての面接やプレゼンはただ報告することとは違い、理解し受け入れてもらうための行為です。内容如何によらず、まず物理的に伝わっていなければ意味がありません。面接で声が小さいと、元気がないと見られるどころか、聞こえていない可能性もあります。配布資料やパワーポイントの投射で字が小さいと、読もうとする気力すらない中高年もいるでしょう。実際、役員会に提出される書類は文字が小さすぎないのが普通です。

少数の面接官を相手にする場合はその場で相手への伝わり方がなんとなく分かると思いますが、ずらりと役員がならび、ずっとだまっているようなお偉いさんがいるような場合では特に普遍的にメッセージが伝わる配慮をしなければいけません。

この考え方はユニバーサルデザイン(UD)に似ています。役員面接にはいわば「ユニバーサル面接」で対応すべきといえるでしょう。

「ユニバーサル面接」で心掛けることは以下のような事項です。

・相手によく聞こえていないかもしれないことを前提に、はきはき話す。
・相手の理解力があまりないかもしれないことを前提に、平易に話す。
・相手の文化的背景は自分と違うかもしれないことを前提に、共通の話題で話す。
・相手が頑固であるかもしれないことを前提に、敬う気持ちを持って接する。

これらは体の不自由な人のためだけへの特別対応ではありません。ユニバーサルデザインもユニバーサル面接も「人のおかれている様々な状況に思いを巡らせる」ことで自然に生み出されます。

田舎出身で祖父母と同居していた経験のある人にはよく分かるのではないでしょうか。

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