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2005.12.09

「おかしいです」は、おかしい「です」。

エントリーシートの文章は多くの場合「だ・である」体ではなく「です・ます」体が望ましいと、私を含めた複数の広告労協スタッフは共通見解を持っています。エントリーシートは目上・先輩が見ることが確実な書類であり、丁寧な文体のほう印象がいいのは当然のことです。

しかし「です・ます」体にするときの鬼門が、「です」です。

もともと「だ」の丁寧語が「です」です。「だ」という語尾は「そうだ」「10時だ」といった断定以外に、「大変だ」「静かだ」といった「形容動詞」の語尾につかわれ、そのまま「です」に言い換えられます。

断定  :そうだ。10時だ→そうです。10時です。○
形容動詞:大変だ。静かだ。→大変です。静かです。○

ところが「長い」「おいしい」といった「形容詞」には語尾に「だ」がつきません。したがってそのまま「です」をつける言い換えは不適切、もしくは稚拙なものになります。

形容詞 :長い。おいしい。→長いです。おいしいです。×

また形容詞ではありませんがエントリーシートに頻繁に見られる言葉として

「したい。」→「したいです。」×
「なりたい。」→「なりたいです。」×

が挙げられます。

このような言葉は小学生の作文でよく見られます。それを大学生が使うのには、敬語ができていないのと同じぐらいがっかりします。もしかしたらこの言葉が幼稚であるという意識自体がないのかもしれません。それほど現代には丁寧な言葉遣いをする機会が少ないのでしょう。

じゃあ何と言えばいいのか。それは形容詞や「したい」などの言葉で終わる文章を極力避けるしかありません。例えば

私は海外の経験が長い→私は長く海外にいました/私は長い海外経験があります。

という言い換えが考えられるでしょう。

特に主観的な意見は「~と思います」と結ぶのがよいと思います。例えば

○○ビールはとてもおいしい→○○ビールはとてもおいしいと思います。
将来は営業になりたい。→将来は営業になりたいと思います。

というように。

※という私も、話し言葉ではおかしい「です」を乱発します。これは「です」をつければなんでも標準語になると思っている九州人の特徴です(苦笑)。

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