学生のプレゼン、社会人のプレゼン。
(2005.06.10の再掲載です)
先日広告労協主催のOB/OG訪問会が開催されました。広告労協出身の先輩社員を前に、多くの学生が熱心に質問し聞き入っていました。
この会社の次回選考はあらかじめ課題を与えられ、当日そのプレゼンをするというものです。学生からの「どのようにプレゼンすればよいのか」という質問に対し、OB社員は端的に
「学生のプレゼンは自分のためにするもの、広告会社のプレゼンは、相手のためにするもの」
と答えていました。まさにその通りだと思いました。
大学でのプレゼンは自分自身が選んだテーマについて研究の進捗(しんちょく)や結論を「発表」することに他なりませんが、広告会社のプレゼンは相手が選んだテーマに対して戦略・戦術と実施計画を「提案」することを意味します。また「発表」は自分の結論を発表するものでありその行為自体が自己完結していますが、提案はあくまで「相手が結論を決める」ものです。
したがって、広告会社の提案では「自己完結してはいけない」、「独りよがりにならない」ことが重要です。今回選考で課されたオリエンを大学での課題と同列に捉えた瞬間、そのプレゼンは失敗確実と言えるでしょう。
自分の案が採用されて莫大なお金がつき、そのキャンペーンを任され活躍している自分の姿をいきいきと想像できるようになるまで、今の企画案を練り上げてください。その「過程」ができないようであれば、広告業界には向かないかのもしれません。
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