「まず、名乗る」のは学生だけか。
採用する立場から求職者と面接をすると、うっかり先方の話ばっかり聞いてしまうことがあります。しかし求職者の方はあくまで興味のある会社の一つとして考えているわけであり、その会社に行くことを決めて面接しているかどうかの保証はありません。
ましてや求人側が新設のベンチャー企業であれば、求職者は出資構成やベンチャーということ以外の情報を知る由もありません。新設企業が取引先に会社概要から説明するのと同様、求人側も求職側に自社の説明をするのは当然のことだといえるでしょう。私も自社のこと・経営方針・目標・共有してもらいたい価値観をきちんと説明し、お互い理解を深めた上で双方が雇用契約書にサインする/しないを決めようと努めています。
これまで多くの広告業界の新卒採用過程を見てきましたが、企業側から学生側に自社の説明をする機会を持っているところは少ないと思っています。特に中堅の総合広告代理店に顕著でしょう。これらの広告代理店を辞退しベンチャー企業に行く学生は多数いますが、それはただのイメージの優劣ではなく、ベンチャー企業の方がきちんと学生にプレゼンし、その価値観に学生側もきちんと共鳴したからなのではないでしょうか。
企業が学生に資質と仕事への熱意を求めるのと同様に、学生も企業に可能性と採用への熱意を求めています。学生だけに名乗らせ、自社の判断で内定を出す出さないだけが主要な採用活動と考えている企業に、いい人材が集まるはずはありません。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4124/6879337
この記事へのトラックバック一覧です: 「まず、名乗る」のは学生だけか。:




コメント