人材像の最大公約数は。
数字を10個無作為に挙げれば、その最大公約数は多分「1」です。このことを「互いに素」といい、共通の要素(約数)が「ない」ことを示します。
さまざまな業種の採用試験で同じことをいっても通用しません。業種によって求める人材像が違うからです。さらに細かく見れば、同じ業種でもそれぞれの会社によって違います。様々な業界で求められてる人材像の最大公約数はきっと1程度なのです。
かねてから私は「業界を絞らない就活アドバイスは存在しない」と思っています。
就活アドバイス本は書店に多数並んでいます。確かに自己分析の手法や社会人と接する時のマナーなど、ゼロベースの学生には必須アイテムだと思います。しかしそのようなことは採用する側の立場から言えばできて当たり前、面接のスタート地点に過ぎません。
本当に大事なことは業界研究と会社研究、その結果として自分がその会社にどう貢献できるかを見つけだすことです。選考の初期段階では人物像で見ることがあっても、さらに上の段階では会社研究の不十分さは必ず見透かされます。「どこに行っても同じことを言ってるな」と思われた瞬間に、面接は終了です。
広告業界はもともと会社情報が少ないので、会社研究にも不自由することは事実です。その会社の人事担当ですらその状況は理解していることでしょう。しかしごくわずかでもその会社固有のこと調べ志望動機に交えてプレゼンできれば、人事も人の子、何かしら自分のことを理解してくれる(しようとしている)姿勢を評価したくなるのではないでしょうか。
業界・会社研究は就活の要。自己分析レベルで息があがってしまうことなく、そこに求められている固有の人材像をはっきり認識しましょう。それにはやはりOB/OG訪問が成否の別れ道となります。本やネットに頼ることなく、自分の目・耳・足で情報を稼ぐことが重要です。話すときのリアリティが決定的に違います。
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