健康診断する病院で、自分の内々定を確認してください。
2日間連続で発表している「採用過程での健康診断問題」ですが、診断を実施する医師や医療機関側に問題はないのでしょうか。
健康診断は労働安全管理規則にあるとおり会社が責任をもって行うことですから、その費用は全額会社が負担します。したがって病院は会社との間で目的をはっきりさせた上で契約し、受験者の健康診断を受託します。少なくとも採血したりレントゲン写真をとったりすることは「医療行為」には違いありません。健康診断というデリケートな行為を第三者との契約で行うことは極めて例外的なことです。病院にとってはそれが適法な依頼であり、目的外使用がないことを慎重に確認して請け負っているはずです。
医師が会社からの依頼で健康管理する対象は、労働安全管理規則に則り会社と本人が就業を合意している人(従業員および従業員になることが内定(内々定)している人)に限ります。会社も内定を出しておらず、学生も内定承諾書に押印していない中での健康診断は、医師として明らかに排除すべき行為です。
労働安全管理規則の条項には直接的な会社への罰則規定がないため、「やっちゃえやっちゃえ、学生は文句言わないだろう」という会社があっても不思議ではありません。しかし医師は同意しない人への医療行為は明確に禁じられており、違反すれば医師法上の罰則があるはずです。通常のインフォームドコンセントと同様、医師には健康診断する理由の説明と本人の同意の確認の義務があると考えます。血液型を実際に調べないで輸血することはないように、少なくとも内定承諾書の署名捺印を確認してから医療行為を行うべきです。
会社の中に健康診断設備があるところは稀ですので、たいていは外部のクリニックにいくことになります。いずれにせよ医師や看護士は職業柄余計なことを会社には伝えませんので、安心して医師や看護士または病院に直接「健康診断してるってことはすでに私は内々定ってことですよね。健康だったら採用するってことですよね。」と確認してみてください。
きっと「そうだと聞いてますよ」と言ってくれる「はず」です。
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コメント
今週ある大手広告代理店(たぶんご存知のはず)で、面接と健康診断が(同日に)あります。
でも一切内定とは言われてません。
私は関西在住なので、
その会社から電話を頂いたときに、残りの面接回数を聞いたところ「(今回を除いて)あと一回ある」と旨をお聞きしました。
つまり今回は最終面接ではないわけです。
ということは、健康診断の意味は何でしょうか?
すごく疑問。
でもその疑問をその会社の人事に突きつけて、不快な印象をもたれるのもいやですし・・・
やっぱり学生的には何も言えないのが現状です。
一体どうすればよいのでしょうか?
よろしければお答えお願いいたします。
投稿 トク・メイ | 2005.04.16 21:06
私は、広告会社ではありませんが、内定前の段階で健康診断を受けました。次回面接は来週です。
健康診断を受ける際に担当の医師に「今回の健康診断はどのような位置づけなのか」尋ねてみました。
回答は、特に大企業では健康状態に問題がないかを調べるために、選考段階での健康診断は“よくある”ということでした。
業界人さんのコラムを読んだ後のこの回答には正直驚きました。実際の現場ではまだまだ健康診断に対する意味合いが曖昧なまま、学生は内定へ向けてがむしゃらに受けている状態のようです。
もし、企業側から「内定者だがまだ選考途中なので、内定に関しては知らせないように」という要望があるならば、結果として満足できるかもしれません。インフォームドコンセントの知らせるべき内容の中に「内定」という情報が含まれていないのでしょう。
私は、選考段階での健康診断は「内定者を引き止めるためのもの」ではないかと思います。内定を決め、誓約書を交わす前には健康診断を課す企業が多いようです。もし、企業側が内定を決める段階で、学生の健康状態が良好である確証があれば、すぐに誓約書を交わし学生の辞退を免れることができます。
採用活動はまだまだ採用する側に有利にできているように思います。採用される側としては、今の状況下でできることを全力で取り組む次第です。
投稿 Yu06 | 2005.04.24 00:06
「選考段階での健康診断は“よくある”」というのは、語るに落ちるでしたね<その医者。
「これくらいのやばいこと、どこでもやってるんですよ」ということですな。
投稿 とおりすがりの業界人 | 2005.04.24 00:35