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2005.03.25

警備員に道を聞くこと。

広告労協Fさんが、自治会掲示板に「OB/OG訪問をするのだが何を聞いたらいいか分からない」という質問に、以下のような丁寧な回答を寄せていました。

OB/OG訪問の仕方の補足です。 / 広告労協F
No.1028 2005/03/24(Thu) 06:35

社員を紹介する場合、「何を聞きたいか」で、「誰を紹介するか」が決まってくるので、その辺りを明確にして欲しいという事かと思います。
全てに答えられる社員もいないと思いますので、有意義なOB/OG訪問にするためには、目的を明確にしておいた方が良いと思います。

<例>
1)志望職種について→特定部署の社員
2)選考について→最近入社した若手社員
3)社風について→一定年数その会社に勤務している社員
4)勤務実態→基本的には志望職種の社員だが、女子の場合はそれ以上に同性が望ましい。
5)会社の特徴→この項目は社員によって認識の違いがあるので注意。受験者側が捉え直す必要がある。単刀直入に「御社の強み、弱みを教えて欲しい」と言われて、客観的に答えられる社員は少ないです。特に弱い部分を社員が認識できているかは難しいです。

このFさんの書き込みを見て、OB/OG訪問はうっかりすると「警備員に道を聞く」ようなものになっているのではないかと思いました。

会社の前や道路工事現場にいる警備員が近辺地理に詳しいとは限りません。しかし道に迷った人はなぜか「たまたまそこにいる」警備員に道を聞きます。この理由は3つ考えられます。

1つ目は「なんとなくお巡りさんに似ているから」という全くの誤解
2つ目は「ここで働いているのだから近辺のことを知っているだろう」という根拠のない期待
3つ目は「そこにいるのが仕事なので、逃げずに話を聞いてくれるだろう」という都合のよい状況

一方の警備員側も、尋ねてくる人があまりに多いため、よく聞かれる建物などはすっかり覚えてしまったり多少自分で下調べをしたりして、できる限り答えてくれます。しかし人に感謝されるといい気分になるものであり、調子に乗ってよく知らない場所でも親切心で適当に答えたりし、その結果人は余計道に迷ったりします。この場合でも、警備員に道を聞いた方の自己責任は免れません。

OB/OGは先輩社員ですので、親切心で何でも答えてあげたいと思う気持ちがあるでしょう。しかし分からないことをきちんと分からないと言ってくれる人でなければ、鵜呑みにした学生がとんでもない迷子になる可能性もあります。原因はどちらにあるかと考えると、やはり「適切な人に適切な質問をしなかった」学生側の自己責任だと言わざるを得ません。

就活期間は短く急ぐ必要があるからこそ、目の前にいる人に意見を聞く機会は貴重です。これからOB/OG訪問する学生は上記Fさんのアドバイスを読み返し、「その」OB/OG訪問の目的を明確化した上で、短い時間を有効活用できるよう準備しましょう。

またFさんのアドバイスはこれまでのOB/OG訪問を振り返る上でも重要です。あの時聞いた自分の質問はそのOB/OGに適切だったのか、思い返してみてください。

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