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2005年3月

2005.03.31

高速掛け算メソッド「繰り上がり分離法」 (SPI対策)。

(2004.03.08に発表したものを再掲載。)

SPIは基礎的な「算数」が重要になってきますが、算数の基礎中の基礎といえば「加減乗除」です。しかし、ケタ数の大きな掛け算は繰り上がりが多く、計算間違いも多くなります。そろばんの心得のない私としては、繰り上がりを小さくメモしたり覚えたりして、次の九九の結果と足し合わせるのがとてもいやでした。それは九九のリズムと足し算のリズムが違うからです。

このことについて、私は中学1年生のときに、何をきっかけに発見したのか忘れましたが、画期的な掛け算メソッドを思いつきました。それは「繰り上がりの足し算と掛け算九九を分離し、最初に繰り上がりを含めて一気に九九の答えを書き出し、最後にまとめて足し算をする」という方法です。

●高速掛け算メソッド「繰り上がり分離法」 ((C)2004 とおりすがりの業界人)

multiply_method.gif
クリックすると拡大します。

詳しくは上の画像に書いてあります。原理は簡単です。

(1)それぞれの数字の掛け算の答えを、1の位は通常の場所に、繰り上がりの部分をその左下にきちんと書く(繰り上がりをメモや覚えたりしない)。

(2)最後に縦に揃った数字を一気に足す(足して10になるものなどを探したりするとより早い)。


ということを実践するものです。

掛け算と足し算のどっちが計算しやすいかといえば、誰でも足し算に決まっています。一方掛け算も、九九だけをすばやく言うのは誰でもできます。この方法は結果的に、「掛け算の複雑さ」を、「足し算の複雑さ」に変えてしまうものであり、より速く、かつより正確にできると思います。実際私はこの方法で、ケタ数の多いかけ算が多く出てくる化学が全く怖くなくなり、計算間違いが激減し、しかも速く解けるようになりました。

いつかこの方法を世の中に伝えたい!と思っていたのですが、SPIに悩む学生さんも大いに活用できるということもあり、このblogにて満を持して発表いたします。1点の差が大きいSPIですので、是非この手法に慣れ、計算間違いを減らし、解答時間を短くしてください。

もちろん、この方法は中学・高校・大学受験にも使えます。電卓・コンピュータの時代だからこそ、筆算が苦手にならないための手法として、広く伝わっていけばいいなと思います。

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2005.03.30

労協FAQ:OB/OGを紹介してください。

A:会社を訪問するだけがOB/OG訪問ではありません。

東京や京都でのフォーラムは、もともとOB/OGのいない学生のための大規模OB/OG訪問会という位置付けです。受験前のOB/OG紹介はこの2つのイベントに集約されています。今年はこれまでよりも質問時間を多く取り、さらにOB/OG訪問に近い形にするよう努めました。まずはこの経験を最大限に生かしてください。

しかしフォーラムに参加できなかった方もいます。そのような方はとにかく会う人会う人に「OB/OG、内定者を紹介してください」ということから始まるのでしょう。それも大事ですが、時にはお願いしている相手が誰だか我に返ってみる必要があるでしょう。そもそも広告労協の活動やサイトがどういうものであるか、自治会カフェテリアにどんな人達が集まっているのか、一度よく考えてみてください。

それはお巡りさんに交番の場所を聞いているようなものかもしれませんよ。

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2005.03.28

ほのぼのレイクの、新「シュミレーション」。

simulationをカタカナで表記するとしたら「シミュレーション」が近いところですが、口頭でいうときには「シュミレーション」と発音する場合が多いようです。

最近放映されている消費者金融レイクのCMでは、社員役の浅香友紀が電車で「新春シャンソン歌手~」と早口言葉の練習をし、「シュミレーションができるようになりました。」と話しています。ナレーションも「新シュミレーション」と言っています。もともと「新フレッシュ計画」というコンセプトのキャンペーンであり、「シュ」という語感を全面に出したCMなのでしょう。

一方、グラフィック上では一般に使われている「シミュレーション」という表記になっています。ということはCMの台本ではあえて「シュミレーション」と読むように指示されていたに違いありません。

そもそも外来語の表記については、平成三年六月二十八日の内閣告示第二号が一つの「よりどころ(※同告示内の言葉)」になっています(「ガイドライン」でないところがいいですね(笑))。しかし告示内の用例集にすら

外来語や外国の地名・人名は,語形やその書き表し方の慣用が一つに定まらず,ゆれのあるものが多い。この用例集においても,ここに示した語形やその書き表し方は,一例であって,これ以外の書き方を否定するものではない。

とあります。文書主義である役所ですらこのような「表記」対応ですから、外来語の「発音」については何も拘束する根拠はないのかもしれません。

上記告示にも「simu」を「シュミ」と読む用例は示されていません。今回のレイクのCMは、仮に誤用と指摘されようと、生活者が実際に使いすんなり伝わる音を優先するという、辞書どおりの「確信犯」と言えるでしょう。個人的には、表記と発音を使い分けるのはコミュニケーション戦略上現実的であり、悪くない判断だと思います。

世の言語指導者の方々はどのような意見なのでしょうか。

※「フィーチャー(feature)」を「フューチャー(future?)」、「フリップ(flip)」を「フィリップ(philip?)」と発音するのは「誤用」ではなく「混同」というパターンです。こちらの方はちょっと恥ずかしい感じです。

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2005.03.27

広告労協サイトも、同じだけ読んでください。

サイト運営者にとって、「毎日チェックしにきてくれる人」は最高の上客です。一方サイトにもっとも関与している人は「サイト運営者本人」であるともいえます。毎日チェックし、情報を提供してくれる学生が大勢いると分かってからは、運営者としてベストの対応を心がけなければと腐心する毎日です。それは本blogの更新だけでなく、広告労協Fさんが企画するワンポイントアドバイスやフォローイベントも同様です。

本blogは広告業界就職フォーラム(労協サイト)の関連コンテンツとして運営しており、06生が労協サイトを見ていることを前提としています。しかし最近労協サイトトップページや就職課掲示板のアクセスがそう伸びていないのが気になります。

労協トップ推移(2005/1/1-3/25)1日平均来訪数:495.64人
労協トップ推移

本blog推移(2005/1/1-3/25)1日平均来訪数:835.57人
本blog推移

就職課推移(2005/1/1-3/25)1日平均来訪数:163.83人
就職課推移

このblogだけを読んでいると貴重な情報を見逃すことになります。就活本番の期間中は、ぜひ労協サイト、特に就職課掲示板の方も必ず毎日読んでください。また選考スケジュールも学生の報告を元に次回の試験のスケジュールをできるだけ早いタイミングで公開しています。

メールマガジンの配信はしない、と先日書きました。1週間に1回の来訪でも結構ですので、その間の更新コンテンツや情報のすべてを細かくチェックしてみてください。特に掲示板情報は最新情報が増えていくと以前の情報が物理的に見えにくくなります。例えば3月28日(月)の「外資系広告代理店」学習会も、広告労協Fさんが突然企画した貴重なイベントです。誠心誠意を込めたblogやイベントを「見過ごした」という理由で逃してしまうのはあまりにもったいなく心苦しいものです。まだ定員になっていないようですので、「見過ごしていた」方はぜひ今からでも応募してください。

以前もコメントしたように、この時期はいつでも最新情報にアクセスできるよう、広告労協の携帯版URL「http://homepage3.nifty.com/adunion/m 」をブックマークしておいてください。それを実行した人だけに、きっと近々いいことがあると思います。

参考:きっといいことの推移(2005/1/1-3/25)
携帯限定コラム推移

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2005.03.26

社会に「正解」はない。

OB/OG訪問で「面接で~してもいいでしょうか」「面接で~と言う方がいいでしょうか」という質問をする学生は結構います。この質問だけでもその学生が社会人になることをどれだけ理解しているか感じることができます。

高校や大学受験では「答え」と言えば「正解」のことを指します。それは学問(入試)という客観的な価値基準があるから成立する概念です。同じ答えをどんなに多くの人が選んでも正解としての価値には変わりません。

しかし社会での「答え」はあくまで「考え方」の一つであり、受け取る側に立てば「判断材料」の一つに過ぎません。しかも多くの人が同じだからそれが正解とも限りません。戦略的な観点から人と同じことをしない、同じ考え方をしないという選択もありえます。上述のような狭い範囲の二者択一の質問は、自分がその採用責任者でなければ答えられるわけがありません。いや責任者ですら答えることはできません。

就活は自分自身と向き合う活動です。それにもかかわらず自分自身のことについて「正解を教えてくれ」という姿勢が見え隠れする学生には、とても残念な気持ちになります。「正解がある」という前提自体、学生意識丸出しだと知るべきです。

冒頭の質問では、例えば「私は…と思っているのですが、どのようにお考えになりますか」など、言い方ひとつで社会人としてのコミュニケーションにもなります。「正解などない」ということだけをきちんと認識すれば、どのような聞き方が適切か、自然に分かってくるのではないでしょうか。

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2005.03.25

警備員に道を聞くこと。

広告労協Fさんが、自治会掲示板に「OB/OG訪問をするのだが何を聞いたらいいか分からない」という質問に、以下のような丁寧な回答を寄せていました。

OB/OG訪問の仕方の補足です。 / 広告労協F
No.1028 2005/03/24(Thu) 06:35

社員を紹介する場合、「何を聞きたいか」で、「誰を紹介するか」が決まってくるので、その辺りを明確にして欲しいという事かと思います。
全てに答えられる社員もいないと思いますので、有意義なOB/OG訪問にするためには、目的を明確にしておいた方が良いと思います。

<例>
1)志望職種について→特定部署の社員
2)選考について→最近入社した若手社員
3)社風について→一定年数その会社に勤務している社員
4)勤務実態→基本的には志望職種の社員だが、女子の場合はそれ以上に同性が望ましい。
5)会社の特徴→この項目は社員によって認識の違いがあるので注意。受験者側が捉え直す必要がある。単刀直入に「御社の強み、弱みを教えて欲しい」と言われて、客観的に答えられる社員は少ないです。特に弱い部分を社員が認識できているかは難しいです。

このFさんの書き込みを見て、OB/OG訪問はうっかりすると「警備員に道を聞く」ようなものになっているのではないかと思いました。

会社の前や道路工事現場にいる警備員が近辺地理に詳しいとは限りません。しかし道に迷った人はなぜか「たまたまそこにいる」警備員に道を聞きます。この理由は3つ考えられます。

1つ目は「なんとなくお巡りさんに似ているから」という全くの誤解
2つ目は「ここで働いているのだから近辺のことを知っているだろう」という根拠のない期待
3つ目は「そこにいるのが仕事なので、逃げずに話を聞いてくれるだろう」という都合のよい状況

一方の警備員側も、尋ねてくる人があまりに多いため、よく聞かれる建物などはすっかり覚えてしまったり多少自分で下調べをしたりして、できる限り答えてくれます。しかし人に感謝されるといい気分になるものであり、調子に乗ってよく知らない場所でも親切心で適当に答えたりし、その結果人は余計道に迷ったりします。この場合でも、警備員に道を聞いた方の自己責任は免れません。

OB/OGは先輩社員ですので、親切心で何でも答えてあげたいと思う気持ちがあるでしょう。しかし分からないことをきちんと分からないと言ってくれる人でなければ、鵜呑みにした学生がとんでもない迷子になる可能性もあります。原因はどちらにあるかと考えると、やはり「適切な人に適切な質問をしなかった」学生側の自己責任だと言わざるを得ません。

就活期間は短く急ぐ必要があるからこそ、目の前にいる人に意見を聞く機会は貴重です。これからOB/OG訪問する学生は上記Fさんのアドバイスを読み返し、「その」OB/OG訪問の目的を明確化した上で、短い時間を有効活用できるよう準備しましょう。

またFさんのアドバイスはこれまでのOB/OG訪問を振り返る上でも重要です。あの時聞いた自分の質問はそのOB/OGに適切だったのか、思い返してみてください。

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2005.03.24

労協FAQ:コンテンツが多すぎてどれをみればいいか分かりません。

A:まずは「就職課掲示板」、「自治会掲示板」、「選考スケジュール」を毎日見にきてください。更新されていなかったら本blogでお楽しみください。

多分すべてのコンテンツが役立ちます。しかし現在更新されている一般公開コンテンツは上記4つがほとんどです。まずはこの4つを過去ログから読んでいただくと、広告労協の活動の流れが分かります。

なお、毎晩23時以降に秒単位で更新されているコンテンツもあります。ここがもっとも生きた情報源になることは間違いありません。

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2005.03.23

名刺の色。

学生と社会人の間にある壁は本人が想像するより高く、甘やかさないことが一番成長を促すという信念で、私はこのボランティアを続けてきました。一方活動も4年目に入り、新聞に取り上げられるぐらい広告労協の存在がメジャーになればなるほど、その信念に自分自身へのリスクを感じることさえあります。

しかしちゃんと顔の見えるコミュニケーションをとってきた05生は期待以上、いや想像を越える成長を遂げてくれました。フォーラムのボランティアを依頼すれば持ち場だけでない気配りで運営を助け、模擬面接会では実体験に基づいた的確なアドバイスに私たち自身が聞き入ることもしばしばでした。

進路を決めるのに秋までかかった学生は何人もいます。地方からの苦しい就活を2年もかけて結果を出した学生もいます。熟慮の結果、広告業界でない選択をした学生もいます。この過程の中で05生たちは諸先輩にも増してお互いを助け合い高め合ってきました。フォーラムでの彼ら・彼女らの笑顔がそれを証明しています。

また関西自治会(kanjiti)の活動も心に残るものでした。彼らは驚くべき親身さで関西06生を支援してくれています。「受け取った恩は、次世代に返す」という、労協と学生間の新たな「GIVE&TAKE」の関係ができあがったようです。

毎年ボランティアの学生から「(東京・京都のフォーラムでの)業界人さんの最後のパートは去年より優しくなってる」といわれます。私自身はあまり変わったつもりはありません。彼らがそう感じるのは、苦しい就職活動を終えた今こそフォーラムの内容を深く理解できるようになったからなのでしょう。そういってくれる彼らを見ると、ああいよいよ社会人になるのだなぁと感慨深くなります。

社会に出て行く05生のゼッケンに、同じ色はひとつとしてありません。しかしすべてのゼッケンの真ん中には小さく「05」という共通のロゴが乗っています。同期の絆はそれぞれの個性の中に小さくも力強い存在感をもって刷り込まれているのです。

これは某大手広告代理店の名刺の裏に似ています。05生の皆さんも、入社後に自分の名刺をもらったら、心の中で裏面に自分の色を塗り、「05」という文字を真ん中に乗せてください。会社員という立場だけでなく自分の個性を存分に生かして仕事を楽しむためにも。そして苦しい時はいつでも広告労協での絆を思い出せるようにするためにも。

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2005.03.22

労協FAQ:メールマガジンで情報を発信してください。

A:メールマガジンは使いません。

メールマガジンは受取る側には便利でしょう。しかしたとえ不便でもサイトに「自ら参加する」学生を、私たちは重要視し、大事にしています。

広告労協の活動がメジャーになるにつれ、参加する学生のやる気の差も大きくなってきています。そもそも広告業界は情報に能動的で人に先んじる姿勢の学生を求めています。毎日来る営業と、用があったら連絡してくださいという営業と、どちらが広告主にかわいがられるでしょうか。

「自らサイトにアクセスする」というフィルターはここ3年間極めて有効に機能し、多くの優秀な学生と密度の濃いGIVE&TAKEの関係を築くことができました。メールマガジンを使う必要は感じていません。

また私がblogを毎日更新しているのは、みなさんに毎日アクセスする動機づけのためでもあります。一々あなたにお知らせしなくても毎日情報は更新されていますので、安心してアクセスしてください。

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2005.03.21

経験による自分の成長は、「位置」より「幅」。

自己PRに、サークルやボランティアの経験による「自分の成長」を書いてくる人はとても多いです。しかし、ESはあなたのもともとの背景を知っている両親や親戚、旧友にアピールするのではありません。相手は、初対面の社会人です。

現実のセレクションでは、倍率が高いこともあり、成長ではなく、あなたがどの位置にいるか、絶対的なポジションが勝負になります。広告代理店は社員を教育するメソッドが少ないので、特にこの傾向が顕著です。中間採用が多いこともこれを示します。

では、絶対的に高いポジションにいない人にチャンスはないのでしょうか。そんなことはありません。成長の「幅」を「具体的」に見せればいいのです。

TOEIC200点の人が、ネットで英語が使えないを悔しさをバネにして一念発起して800点までいけば、帰国子女の900点より評価する採用担当はいるでしょう。また引きこもりの人が、ボランティアサークルに接したことで一気に社会性に目覚め、今では引きこもりの子供の指導をしているという話は、面接官にもっと話を聞かせてほしいと思わせることでしょう。ここまで極端でなくても、表現方法一つであなたの成長はいくらでもイキイキとアピールできるはずです。

もともと、ほとんどの(文系の)会社は、新卒者に具体的な経験を求めていません。なぜならば会社に入ってからの教育・経験の方が圧倒的に厳しいからです。あなたが会社・社会についてこれるかどうか、自分で道を切り拓けるタイプなのか、TOEICや資格など絶対的なポジションにいる学生より、成長の幅を経験した学生の方を期待する面接官も必ずいます。

今のあなたの位置を確認するのと同時に、過去の自分がどうだったのか、具体的に振り返ってみてください。成長の幅が小さいとすれば、まだまだ人生を変えるような経験が少ないといえるのではないでしょうか

(2002.12.08 に発表したものを再掲載)

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2005.03.19

過去のグループディスカッションテーマ。

毎日コミュニケーションズの「採用サポネット」は、企業側採用担当の情報サイトです。04生(現新入社員)時代など古いデータについては一般公開されており、2004年採用総括資料などは大変興味あるデータが掲載されています。

この中の添付資料には「グループディスカッションのテーマ」「エントリーシートのテーマと記入に苦労した設問」「良い印象の残ったセミナーの内容」「悪い印象の残ったセミナーの内容」「モニター学生の声(時系列)」などがあり、06生の就職活動にも参考になる先輩の声が満載です。

グループディスカッションのテーマの中から、広告業界の採用でも出てきそうなものをピックアップしてみました。

学生と社会人の違いについて
大学入試におけるスポーツ推薦の是非。
社会人になったら、身の回りにあるリスクをどのように管理すべきか
小学校の授業を3つに絞るとすれば何が良いか。
ジェネラリストとスペシャリストのメリット・デメリットは?
新卒者の離職率が高くなっているが、なぜか。またその解決策を考えよ
外国人観光客を増やすにはどうしたらよいか?
新しい祝日の日を作るとしたらいつでどんな内容の日にしますか?
お菓子についてくるノベルティーについて討論せよ
お年寄りにやさしい国とは
モバイルが進化することによって生じるリスクにはどんなものがあるか?
ラジオの今後の活かし方
何かに挑戦する時に必要な条件を三つ順位を付けて発表してください。
学生の選挙投票率を上げるには?
企業が求めるのは即戦力型か大器晩成型か
企業が発展、成長していくために重要なこと
企業にとって必要な人物とはどんな人か。
三年後に衰退していくビジネスと、その解決策


採用担当とはいっても、大学入試とは違ってすべて自分で問題を考えているわけではないでしょう。過去の出題から参考にすることは大いにありえると思われます。

友人数人と話し合うだけでもいいでしょう。実際に企業が学生に議論させたテーマを、一度時間をとってじっくり考えてみてください。

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2005.03.17

「なぜかというと」が危険な理由、なぜかというと…。

模擬面接の場で、自己紹介の二言目に「なぜかというと」と言った学生はたいてい泥沼に陥っています。

なぜかというと、

「私は○○ができます。なぜかというと、」と一旦話を始めてしまえば、その文章の最後は「……からです。」で結ばなければいけなくなり、この「……」の部分が極めて短ければよいのですが、最悪なのは「なぜかというと、私はダンスサークルで100人以上の幹事を務め、毎年秋の学園祭での発表のために…、」というように具体的なエピソードを入れ込んで説明しようとするとどんどん泥沼に入りこんでしまい、「……からです。」で話を終わらせるためにその文章を途切れなく続けていくことになり、話自体も起承転結のない並列的な文章となってしまい結局相手にその理由が伝わらず面接の貴重な時間が無駄になってしまう

からです。ふぅ……。

せめて「それは○○○だからです。」というように、早めに相手に結論を伝えるように心がけてください。

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2005.03.16

06生採用試験、スタート。

本日3月16日ADKの1次面接が各地で開催、06生の採用試験が本格スタートします。昨年一昨年と毎年博報堂が口火を切る広告業界の採用試験シーズンですが、今年はADKが先んじた形となっています。

これからは大手の広告会社を中心にバタバタと選考が開催され、ほとんどが1ヵ月以内に終了します。些細なことでロシアンルーレットの弾に当たることもあれば、小さな情報や心がけの差が面接で大きな差となることもあります。今こそ心構えを新たにしてください。

試験当日は駅で新聞を買って読んでおくことは当たり前ですが、広告業界各社が発表しているHP更新情報にも目を通しておきたいところです。この仕組みははてなアンテナを活用していますが、携帯電話からも簡易版を見ることができるためとても便利です。

このほか広告労協の就職課掲示板・自治会掲示板、本blogなど、主要なコンテンツは携帯電話からも閲覧することができます。これを機会に広告労協の携帯版URL「 http://homepage3.nifty.com/adunion/m 」をブックマークしておいてください。きっと役に立つはずです。特に今週ADKを受ける方々には。

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2005.03.15

話が「長い」学生の方へのアドバイス。

面接でどうしても話が長くなる人がいます。「1分で自己紹介をしてください」と言われても、自分を止めることができず時間オーバーをしてしまいます。また結局何をいいたかったのかさっぱり分からないことがほとんどです。

しかし話が長いことと、中身が多いことは違います。言いたいことをいくつも持っていることはむしろ重要なことです。

かく言う私も話が長い方です。はっきり言えばかなり長いです(苦笑)。言いたいことはいくらでもあります。そんな私が心がけているのは、「1つ1つの文章をできるだけ短く言う」ことです(blogを書くときにも注意しています)。

学生の自己紹介では「~でぇ、~のでぇ、~ですからぁ、~とぉ」など、どこで話が終わるか分からない話になりがちです。このような話し方は聞いているほうはイライラしてきますし、本人も何を言っているか分からなくなってきます。また時間が限られている面接などではどんどん終わらない話にあせり、泥沼に入っていくものです。

長い文章では相手はそのまま飲み込むことができません。しかし1つの文をなるべく短く言い切りっていけば、相手は自分にとって「必要なメッセージ」だけをそのまま飲み込むことができます。また時間や相手の表情を見ながら話を切り上げたり別な話題に切り替えることもできます。

「話が長い学生」の方は、まず「話が多い学生」になってみてください。次第に「話題が多い学生」と評価されるようになれば大成功でしょう。

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2005.03.13

の方から来た、アヤしさ。

面接では敬語や丁寧語が学生にとっての大きな鬼門です。一番やっかいなのは、丁寧語だと思っていたものが実は変な使用法だった、というものです。

「ファミレス語。」というコラムでも書きましたが「~の方でよろしかったでしょうか。」という言い回しはその代表例です。この言葉に含まれる「~でよろしかったでしょうか」も変な言い方ですが、「~の方」の方も使い方によっては無意味な丁寧語、もしくはあいまいな言い回しになりえます。

先日の模擬面接で、自己紹介の時に「○○大学××学部の方から来ました△△と申します」と言った学生がいました。私はこれを聞いたとき、真っ先に「かたり商法」を思い出してしまいました。

これは

「消防署の方から来ました。消火器の交換をお願いします。」
「東京ガスの方から来ました。急ですが屋内点検をします。」

といった言い方であたかも職員を装って自宅に訪問し、詐欺的商法をするというものです。確かに「~の方角」から来ているのかもしれませんのでその言葉自体はウソではないかもしれません。しかし「かたり商法」のような言い方は古典的詐欺商法の代表として即座に気が付くものなのです。

「~の方から来ました」(「~から来ました」も同様です)という言葉は、何かに所属している表現としては極めてあいまいで不適切なものです。私たち社会人は名刺交換の時には「○○社の××と申します。」というのが普通です。うっかりアヤしげな自己紹介から入ってしまわないようにしてください。

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2005.03.11

「選ぶのは人事、選ばれるのは役員」論。

先日とあるメーカーの若い役員の方と飲む機会があり、広告労協の活動や私のコラムの話をしたところ、特に「役員=お父さん、人事=お母さん論」に大きな共感をいただきました。

その役員の方も採用は人事の慎重な選考の結果で十分なはずだとおっしゃっていました。事実技術職採用では役員面接は形式的なものといいます。しかしそれ以外は「毎年学生と会えることを楽しみにしている」役員がいるので実施しているということでした。役員も高齢になると若い人と話す機会がないのでしょう。

しかし一定数を落とさなければいけない状況では、落とす側にも「理由」が必要です。高齢だからといって見る目がないとはいいませんが、全体のレベルが高く時間も短いためにあら捜しになっても仕方がないでしょう。無用な倍率で役員面接に送り込むことは、学生だけでなく役員にも採用当局にも、ひいては会社の将来にとっても不幸なことです。

また会社は内定辞退を「学生の権利であり、仕方がないこと」と思っているかもしれません。しかし大きく見れば辞退が出ることは会社側に原因があります。特に選考の過程で学生側と本音で語り理解してもらうステップが欠けているのではないでしょうか。さらには役員面接自体が学生に与える印象は大きく、上述のような姿勢では役員面接そのものが辞退を加速させてしまっている可能性も否定できません。

この「役員面接」と「内定辞退」の問題を突き詰めていくと、一つの答えが見えてきます。人事は企業の多くの新卒学生と接し様々な知見をもつ「採用のプロ」ですが職業上会社を代表する部署とはいえません。一方まさに役員は「会社の顔」であり、魅力ある経営者像こそが学生の心を捕らえますが、決して採用のプロとは言えません。すなわち「選ぶのは人事、選ばれるのは役員」の役目と言えるのではないでしょうか。

新卒採用に限らず、現場の上げてきた計画や稟議を経営が承認するのは通常の仕事です。しかし新卒採用は未経験者の採用であるがゆえに、役員決議の中でも「本当にそれがベストの選択か」極めて微妙なものだといえます。それであれば他の稟議と同様、採用当局、特に人事担当役員が「これらの学生に内定を出します」と推せばよいはずです。そのためには採用当局が責任をもって学生を厳選しなければいけません。最後に人事担当役員自身がじっくり個々の学生と面接をして選考するのがよいでしょう。そしてそこまでが「会社側の」選考活動であると認識すべきです。

そこからは、全役員の出番です。ここでは「面接」ではなく「対話」であることが重要です。役員は自社の魅力や風土・成長目標と計画・経営上の課題・具体的な部署で求められている人物像などを話し、学生は自分の魅力や性格・将来の目標とそれへの努力・現在の自分の課題・自分がどのように役に立てるかといったことを率直に語り合う。それが対等な立場での「対話」です。

この「対話」の最大の効果は、優秀な人材が辞退する確率を下げられることです。優秀な学生は内定直後その会社のことを実は何も知らないことに気が付きます。しかし内定後人事にはなかなか相談できません。悩んだ結果多少でも知っている(つもりの)他社にいくというのが通常の構図でしょう。(原則として)内定を出すことを前提に役員との話の機会を学生にもたせることで、学生の理解と志望度が跳ね上がることは間違いありません。

対話を円滑で意義あるものにするには、役員はあくまで学生は粗削りであることを前提にし、学生も役員は若者のことを十分には分かっていないことを前提にしなければいけません。それには採用当局が役員・学生双方にきちんとこの「対話」の位置付けと意味をオリエンすればよいことでしょう。

またきちんと対話をすれば、会社と学生の意見の相違がはっきりしてくるかもしれません。あまりに食い違えば役員側から内定を出さない判断があってもよいでしょうし、学生の方も明確な理由で辞退できます。できれば役員判断で落選させるのは避けて欲しいところですが、万が一役員のお眼鏡にかからなかった場合でも人事は責任をとって入社後の教育を徹底していけば十分です。

採用担当者は現在の役員面接の問題点を役員会に上げ、内定を人質にしない「対話」の意義を伝えることができれば、多くの役員は同意するのではないでしょうか。

特に「毎年学生と会えることを楽しみにしている」役員の方ほど。

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2005.03.10

Googleサジェスト。

グーグルは9日、検索ボックスにワードを入力している間にそのワードの組み合わせやその結果ページ数などを先読みして表示する「Googleサジェスト日本語版」をリリースしました(サジェスト(suggest)=提案)。

インプレスの記事を引用すると

グーグルは9日、検索ボックスに入力中の文字から想定されるキーワードを先読みして表示する「Googleサジェスト日本語版」を、実験サイトの「Google Labs」内で公開した。

Googleサジェスト日本語版は、従来のGoogleと同様にユーザーが検索ボックスに文字を入力すると、入力された文字列からキーワードの候補を先読みし、キーワード候補のリストとそのキーワードの検索結果が何件になるかを表示する。

キーワード候補の表示は文字入力に応じてリアルタイムに変化し、日本語入力で文字を確定させていない段階でも表示が開始される。たとえば、検索ボックスに「い」と入力すると、「インフルエンザ」「インフォシーク」といった候補が表示され、さらに入力した文字に応じて新たな候補が次々と表示される。

キーワードの候補は、Googleで頻繁に検索された言葉や、その言葉が検索された場合に頻繁にクリックされる検索結果などによって選択され、特定のユーザーやコンピュータ、Webブラウザからの検索情報は使用していないとしている。(後略)

試しに同サイトで「広告」と入力すると、おお!グーグルが「広告労協」をサジェストしてくれるではありませんか!(2005年3月10日現在)

将来これがグーグルの基本機能として搭載されたら、1ワードしか検索しないといわれている日本人の検索が大きく変わるかも知れません。私の専門である検索結果連動型広告(SEM)の観点から見てもとても興味ある機能です。またGoogleサジェストに社名や商品名が出てくるかどうかということが、新たなSEO(検索エンジン最適化)技術やマーケットを生むかも知れません。企業HPの「広報手段」の一種としてグーグルの位置付けはさらに重要になっていくのは確実です。

まず、ぐぐる」ことがますます大事になってきましたね。

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2005.03.09

「ユニバーサル面接」。

年を取ると頑固になるのは、目や耳の老化といった肉体的な衰えが原因だと言われています。

目や耳が悪くなってくると新聞や本を読むことや人の話を聞くのが次第におっくうになります。次第に新しい情報を得ようと思う心がなくなってきて、自分の殻にこもる傾向となり頑固になっていきます。学生と社会人中高年とのギャップは、価値感の違いだけではなく身体的な理由も一因となっているようです。

学生にとっての面接やプレゼンはただ報告することとは違い、理解し受け入れてもらうための行為です。内容如何によらず、まず物理的に伝わっていなければ意味がありません。面接で声が小さいと、元気がないと見られるどころか、聞こえていない可能性もあります。配布資料やパワーポイントの投射で字が小さいと、読もうとする気力すらない中高年もいるでしょう。実際、役員会に提出される書類は文字が小さすぎないのが普通です。

少数の面接官を相手にする場合はその場で相手への伝わり方がなんとなく分かると思いますが、ずらりと役員がならび、ずっとだまっているようなお偉いさんがいるような場合では特に普遍的にメッセージが伝わる配慮をしなければいけません。

この考え方はユニバーサルデザイン(UD)に似ています。役員面接にはいわば「ユニバーサル面接」で対応すべきといえるでしょう。

「ユニバーサル面接」で心掛けることは以下のような事項です。

・相手によく聞こえていないかもしれないことを前提に、はきはき話す。
・相手の理解力があまりないかもしれないことを前提に、平易に話す。
・相手の文化的背景は自分と違うかもしれないことを前提に、共通の話題で話す。
・相手が頑固であるかもしれないことを前提に、敬う気持ちを持って接する。

これらは体の不自由な人のためだけへの特別対応ではありません。ユニバーサルデザインもユニバーサル面接も「人のおかれている様々な状況に思いを巡らせる」ことで自然に生み出されます。

田舎出身で祖父母と同居していた経験のある人にはよく分かるのではないでしょうか。

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2005.03.07

自分に合った楽曲。

先日の「バイオリンの発表会」というコラムを読んだある05生は

「あの話はバンドをしている自分には染み渡りました。楽譜はいろいろありますが、自分に合った楽曲というものがあると思います。」

といっていました。

演奏者としての基礎ができていることは当然ですが、彼の言う通り、その人がどんな音楽でも自在に演奏できるかといえばそうではないのでしょう。その曲とその人自身のもつ個性・感性は深い関わりをもつのです。

就職活動で「自分に合っている/合っていない楽曲」とは何のことか、「話す内容」は言うまでもありませんが、「その業界そのもの」も挙げることができるでしょう。

コミュニケーションが大事な業界でも、求められるコミュニケーション力は微妙に違います。流通や外食など一般生活者と直接接触する業界や、法人を対象とするコンサル業界、法人・個人が入り交じる旅行業界やホテル業界など、ビジネスの対象によってコミュニケーションの形は変わってきます。

広告業界では、対生活者に向いた「アウトバウンド」のコミュニケーション力と、対広告主・取引先・同僚に向いた「インバウンド」のコミュニケーション力の両方が求められていると言えるでしょう。クリエーティブだからアウトバウンド、営業だからインバウンドということでもありません。

「人とコミュニケーションをするのが好きです」と一言でいう学生も多数いますが、画一的な演奏に面接官はきっと微妙な違和感を感じています。あなたのコミュニケーションの型がその業界にあっているのか、業界研究中で検証してみてください。その業界はどういう楽曲なのかを知ることで、はじめてそれをどう演奏すべきか見えてくるのではないでしょうか。

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2005.03.06

広報人のコミュニケーション。

3月4日、東京しごとセンターで「広告&PR業界就職フォーラム」を開催、200名を超える学生を対象に朝から夕方まで密度の濃い話が繰り広げられました。

広告も広報も同じコミュニケーションに関わる仕事ですが、その違いをきちんと知ることは業界研究になるだけでなく、企業が一般的に行うコミュニケーション活動を理解する上でも大いに役立つと思います。

今回設立間もない新進気鋭のPR会社ビルコムCEOの太田氏がパネリストとして出演されました。太田氏のblogは評価が高く私も参考にさせていただいているのですが、実際にお話を聞いてみてその場の質問に答える内容の簡潔さと説得力には感銘を受けました。パネルディスカッションという他のパネリストと話をシェアする場で、与えられた時間で無駄のない話をする技術は極めて重要なことです。太田氏の話は一言一句blogに転記してもそのまま読み物になり得るものであり、目の前にテロップが流れていくような分かりやすさでした。記者などに取り上げてもらうためには、貴重な対話の機会を最大効率で生かしていくコミュニケーションスキルが大事なのだと感じさせられました。

同時に「この人と仕事をしたい!」と思わせる氏のコミュニケーション術はまさに面接に必要なスキルだといえます。学生の皆さんには、太田氏の話の内容はもとより、その話術も含めた全体の「演奏術」も学んで欲しいと思います。

過去に「広告と広報の違い」というコラムを書きましたが、本日のお話を受けて、

印象的な話をするのが広告人、的確な話をするのが広報人。

という例えを加えます。

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2005.03.05

「はきはき」話す。

今の時代、家庭や学校で「はきはき話しなさい!」と教えられなくなったのでしょうか。

九州の田舎出身の私は小さい頃祖父母と同居をしていました。お年寄りがいる家庭や地方では、ぼそぼそと話をするとお年寄りには聞き取りづらいので、親から「はきはきしゃべりなさい」と教えられます(同様に速すぎても叱られます)。

地方ですら同居することが少なくなってきた現代では、親子・兄弟姉妹での会話が成立すれば済みます。また今では知らない人には注意をしなければいけない世相にもなっており、子供が他の大人と会話する機会はさらに減っているかもしれません。先日の「ある学生の文章力。」というコラムにあったように、学生は「相手に歩み寄ってきてもらうコミュニケーション」に慣れ過ぎているのです。

広告業界は「伝える」ことを実践するプロ集団です。「はきはき」話すことの重要性は、決して小さい子供にだけ求められていることではありません。では「はきはき」話すとはどういうことでしょうか。それは文字どおり「はっきり」話すこと、すなわち言葉をきちんと際立たせて話すことです。

以前英会話の本で、相手の言うことが聞き取りにくい時には

Could you speak more loudly?(もっと大きい声で話してもらえますか)
Could you speak more slowly?(もっとゆっくり話してもらえますか)

よりも

Could you speak more clearly?(もっとはっきり話してもらえますか)

と頼む方が聞き取りやすくなるとあったのが印象に残っています。

模擬面接会では、自信のないぼそぼそとした話し方、溶けたアイスクリームのようなだらけた話し方、空気が混じり過ぎてスカスカの話し方など、だらしない話し方のオンパレードでした。いずれの学生にも絶対にプレゼンを任せられません。話の内容は面接本のコピー&ペーストで作れても、話し方自体が悪ければ広告業界の試験は通過できないのです。

先日OB/OG訪問に評価シートを持参するというコラムを書きましたが、そのシートには「話し方は聞き取りやすかったか」という評価軸をいれてください。「話し方の評価」はあなたが思っているほど小さくありません。

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2005.03.03

バイオリンの発表会。

ピアノという楽器はタイプライターと同じく鍵盤を押すと決まった音程が出ます。当然音色や強弱・リズム感といった要素は訓練によって体得していくものですが、とりあえず押せばちゃんとした音程が出るので初心者にも取り扱いやすい楽器と言えます。

一方バイオリンは自ら弓で弦を弾いて音を出す楽器です。しかし初めての人が弾こうと思ってもそれは騒音にしかなりません。弾くというよりも「こすりつけている」「引っ掻いている」行為にしか過ぎません。バイオリンでは、まず音を出せるようになるまでに厳しい練習が必要なのです。

コミュニケーションを音楽で例えるなら、言葉は楽譜、声は楽器。そして音程は正しい言葉使い、音色は感情豊かで説得力のある表現だといえるでしょう。曲がよくても演奏家が下手なら音楽は台なしであるように、どんなに机上で文章を練ろうとそれを声に乗せてどう表現するかで、言葉は生きも死にもします。音楽もコミュニケーションも、記号だけでは完結せず、実践して初めて価値をもつものなのです。

しかも就活生が使う楽器はピアノでなく、バイオリンです。キラキラ星一つ演奏するのも簡単ではありません。普通にやっても引っ掻き音にしか聞こえません。学生口調にお仕着せの言葉を乗せても、メッセージとして聞こえてこないのです。

模擬面接会という発表会でバイオリンの音程と音色が聞こえた学生は全体の2割以下でした。音楽に聞こえてはじめて曲の善し悪し・演奏の善し悪しを評価できます。それ以前の学生はいくら楽譜の方をいじっても無駄だと言わざるを得ません。

バイオリンの音程と音色を奏でられるようになるためにはどうしたらいいか、この答えも同じく音楽にあります。それは目と耳を使って人から学び、自分で実践練習するしかありません。

そのための最もよい機会は社会人と話すこと、とりわけOB/OG訪問です。OB/OG訪問では社会人の話し方のリズムや抑揚、言葉の選び方を学ぶ場でもあります。どのような話し方が「言葉」を「メッセージ」に変えるのか、実際にライブで見て聞いてみなければ分かりません。

そしてあなた自身の話の内容と身振り手振りも含めた話し方についてOB/OGに率直な意見を求め、発表会に臨める「音程・音色」になっているか尋ねてください。

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2005.03.01

「フィルター」と「バネ」。

先日ある広告業界の方とお話していたところ「2次面接の面接官をやったことがあったけど、いやーみんな優秀でねぇ、3分の2ぐらいは一緒に働きたいと思ったよ」とおっしゃっていました。

私もその気持ちは非常によく分かります。「臨死体験」との定評がある広告労協の模擬面接ですが、過去2次面接以降で開催した模擬面接会では、資質でいえばそんなに差がないというレベルでした。

逆に言えばそれくらい1次面接のフィルターは強烈です。人気業界であればあるほどフィルターはさらに厳しくなり、2次面接からはじめてじっくりとした人物評価を開始するのでしょう。

誰でも応募できる模擬面接で私が口にできる最大級のほめ言葉は「1次面接で落ちるようなことはまずないでしょう」というものです。このような評価に該当する人は現時点ではたいてい10%未満であり、同席している他の模擬面接官やアシスタントと見解がぶれたことはかつて一度もありません。広告労協という存在を知り、自ら参加してきた学生を母集団として、この状況です。1次面接を通過するということは、5人中~10人のグループの中で誰も異論のないトップになるということなのかも知れません。

しかし過去の労協生の例を見ても、模擬面接でダメダメだった学生が見事内定を得た例は枚挙に暇がありません。努力によって1次面接を通過できるようになった学生は、普通に通過した学生よりも勢いがありますその学生は1次面接の強烈なフィルターを自分に勢いをつけるバネに変えたのです。上述のようにそもそも優劣をつけづらいと言われている2次面接(以降)ですが、このような学生がきちんと業界研究で企業観や業界観および職業観を身につければ、勢いがある分他の1次通過者より輝いて見えることは大いにあります。

1次面接の壁を乗り越えるにはまずその壁がどれだけ高いかを認識することから始まります。自分の立ち位置を知り、その高さに絶望する事なく不断の努力でコミュニケーション力を磨き、「同時に」業界研究を進めていってください。これを同時にできるのがOB/OG訪問に他なりません。

あなたは何人業界の人と会いましたか?

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