グループディスカッションの羅針盤:SWOT分析。
11月に実施した模擬面接会では5名ぐらいの班を2つつくり、模擬グループディスカッション(GD)を実施しました。テーマは「もっと若者にラジオを聞いてもらうにはどうしたらいいか」。
かつて電通2次面接通過者向けに模擬GDを初めて試したときはさすがに皆さんそつなくこなしていましたが、今回はまだ就活も本格化する前の3年生だったために、まあなんというか、見事に沈没していました(苦笑)。
先日のコラムでは「ブレーンストーミング(ブレスト)」が有効だと書きました。もちろんこれも重要な手法ですが、材料を出すのには役に立っても、その場で結論をまとめなければいけないGDでは時間がなくなり混乱することも度々です。
なにか結論を出すタイプのGDでは、アイデアを出しながら整理していくことが重要です。このようなときは、情報整理の基本技法である「SWOT分析」が有効です。
SWOTとはStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字による造語です。「スウォット分析」と読みます。
SWOT分析では、ある商品のもつ強みと弱み、市場における機会と脅威を以下のような簡単な表にまとめていきます。強みの裏にある弱点、強みがあるからこその機会点というように、埋めていくことにより考え方も膨らみ、整理されます。今回のテーマを例にとると「ラジオ」のSWOT分析は以下のような感じになるでしょう。
(Strength)ラジオの強み |
(Weakness)ラジオの弱み |
(Opportunity)市場での機会 |
(Threat)市場での脅威 |
このように整理をするだけでも、
・商品の強み、市場機会を強化していくにはどうしたらいいか。
・商品の弱みをなくす/小さくするにはどうしたらいいか。
・市場での脅威をなくしたり、脅威となるものと手を組んだりする方法はないか。
ということが見えてくるはずです。
またブレストの基本に「人の意見を否定しない」がありますが、SWOTで分類すれば反対意見すらもうまく整理できると思います。
模擬GDの講評でこの話をすると、「いきなりこのような手法を提案するのは唐突じゃないか」という意見も出ました。しかし昨日のコラムでも書きましたが、GDでは結論次第でそのグループ全員を落とすこともあります。GDは全員で同じ救命ボートに乗っていることであり、まずは羅針盤を持ち、進むべき方向を示せる人が中心になることは当然のことです。
少なくともこのblogを愛読いただいている学生の方には、グループディスカッションの道しるべと思われる人物になっていただきたい。そう願って止みません。
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