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2004.12.29

深夜マーケットの縮小。

ローソンが24時間営業見直し-たまり場批判を配慮(yomiuri online)と報じられました。

コンビニエンスストア大手、ローソンの新浪剛史社長は27日、読売新聞のインタビューに応じ、1980年から全国で続けてきた24時間営業について、来年から一部の地域・店舗で深夜営業を中止することを検討する考えを明らかにした。
 コンビニ大手が、24時間営業の原則を崩すのは初めてとなる。
 新浪社長は「安心感や便利さなどで夜型社会に貢献してきたが、都会も地方も一律で24時間営業にする必要があるか改めて考えたい」と話した。深夜営業中止の基準や、店舗数は未定だが、深夜利用が少ない地方の店などが対象になりそうだ。
 理由として、フランチャイズ店のオーナーの負担軽減のほか、深夜に若者のたまり場となって社会的に批判されていることへの配慮をあげた。 (後略) (2004年12月28日03:12)

コンビニは24時間営業を付加価値にした定価販売の小売業であり、ビジネスモデルとしても極めて優良な業界といえます。しかし深夜マーケットを開拓した当事者が防犯の観点から方向転換せざるを得なくなったのは皮肉なことです。ドン・キホーテも深夜の若者のたまり場化していることに批判が寄せられています。

この問題の本質は、「日本は安全な社会ではないことが常識になった 」ということです。このためコンビニ業界は深夜のアルバイトの手配が困難になっており、それが店長の大きな負担になっているのだと思います。仮に高い時給を出して手配できたとしても、結局は責任者として枕を高くして寝ることができない日々なのでしょう。

住宅や店舗だけでなく、自動車やバイクでも防犯対策はすでに必要コストです。それはそれで新しいマーケットが創られるともいえますが、ビジネスを縮小する形での防犯は経済的にただネガティブな影響を及ぼします。物騒な世相と「コンビニが24時間営業しなくなる」という分かりやすい事象で、短縮営業が他の業態に影響するとするならば、日本経済のどれくらいの部分が失われるのか心配です。

※現在鹿児島でコンビニの店長をしている古くからの友人のblog「★コンビニ店長奮闘記★」にトラックバックしてみました。実際のところはどうなんでしょうね。

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コメント

私は田舎の大学に通っているので、コンビ二の深夜営業中止は大きく生活に影響します。コンビ二は地域の防犯としても働いているからです。田舎で電灯が少ない中、コンビ二の明かりは私達にとってとても心強い味方です。また人が必ずいるという安心感もあります。私の大学は地方なので、近くのお気に入りのローソンが対象にならないことを心から祈ります。(あのおでんは友達と一緒にと冬に食べると格別ですし☆。)対象の店舗を決定するときは店舗の売り上げなどだけではなく、その周りの環境の中で果たしてきたコンビ二の役割を深く考えて頂きたいと思います。

投稿: メープル06 | 2005.01.03 01:05

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