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2004年12月

2004.12.31

ここまでの記事一覧。

今年の最後に、ここまでに書いたコラム一覧をまとめておきます。

このblogは日記ではなく実用コラムであることを意識しています。したがって過去の参照性を上げたいと思っているのですが、blogというシステムは過去のタイトルを閲覧するのに向かないシステムのようです。1つ1つのエントリーのURLが比較的ランダムに生成されているのもその要因のようです。

現時点ではグーグルのサイト内検索で代用していますが、この検索もかなり不便な結果しか表示しません。どなたかココログで全エントリーのURLを一括取得できる方法をご存知の方、ご指南いただければと思います。

本年もご愛読ありがとうございました。2005年の第一回目は、元旦だからこそ読んでいただきたい過去のコラムを再掲載します。お楽しみに。


2004.12.31:ここまでの記事一覧。(おすすめサイト)
2004.12.30:05生:東海 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.12.29:深夜マーケットの縮小。(ニュース)
2004.12.28:05生:関西 女性 広告制作会社(内定者体験記)
2004.12.27:ドン・キホーテ放火とマスコミ報道。(ニュース)
2004.12.26:横浜市が給与明細に広告。(ニュース)
2004.12.25:クリスマスケーキの投資効率。(グループディスカッション, 過去問題・予想問題)
2004.12.24:クリスマスプレゼント。(広告労協のこと)
2004.12.23:「広報」を研究するなら。(心構え)
2004.12.22:04生:九州 女性 広告代理店(内定者体験記)
2004.12.21:組合の就職支援は、広告労協F氏の「発明」です。(広告労協のこと)
2004.12.20:blog脳の1年間。(メッセージ)
2004.12.19:05生:関西 男性 PR会社(内定者体験記)
2004.12.18:「おかしいです」は、おかしい「です」。(エントリーシート)
2004.12.17:04生:関西 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.12.16:グループディスカッションの羅針盤:「縦」と「横」。(グループディスカッション)
2004.12.15:04生:関西 女性 広告代理店(内定者体験記)
2004.12.14:blog時代のニュースリリース。(ニュース)
2004.12.13:ココログノススメ。(おすすめサイト)
2004.12.12:グループディスカッションの羅針盤:5W1H。(グループディスカッション)
2004.12.11:グループディスカッションの羅針盤:SWOT分析。(グループディスカッション)
2004.12.10:古田プロ野球選手会長にPR大賞。(ニュース)
2004.12.09:グループディスカッションの羅針盤:ブレーンストーミング。(グループディスカッション)
2004.12.08:グループディスカッションの羅針盤:結論とタイムスケジュール。(グループディスカッション)
2004.12.07:グループディスカッションの羅針盤。(グループディスカッション)
2004.12.06:「あなたが興味ある広告を3つ挙げてください。」(番外編)(過去問題・予想問題)
2004.12.05:コーチとスカウト。(採用担当の方へ)
2004.12.04:05生:関西 男性 イベント制作会社(内定者体験記)
2004.12.03:電通、春にも学歴不問採用。(ニュース)
2004.12.02:流行語大賞に冠スポンサー。(ニュース, 広告豆知識)
2004.12.01:「興味ある広告3つ」学生へのコメント集。(過去問題・予想問題)
2004.11.30:「興味ある広告3つ」参加学生の答えから。(過去問題・予想問題)
2004.11.29:「あなたが興味ある広告を3つ挙げてください。」(考察編 その3)(過去問題・予想問題)
2004.11.28:「あなたが興味ある広告を3つ挙げてください。」(考察編 その2)(過去問題・予想問題)
2004.11.27:「あなたが興味ある広告を3つ挙げてください。」(考察編 その1)(過去問題・予想問題)
2004.11.26:「面接」と「面談」。(採用担当の方へ, 面接対策)
2004.11.25:災害用伝言ダイヤル「171」を普及させる。(過去問題・予想問題)
2004.11.24:役員面接車座コンパ。(おすすめサイト, 採用担当の方へ, 面接対策)
2004.11.23:人材像の最大公約数は。(OB・OG訪問, 面接対策)
2004.11.22:「割り勘OB・OG訪問」のススメ。(OB・OG訪問)
2004.11.21:社員の立場からの、OB/OG訪問論。(OB・OG訪問)
2004.11.20:OB訪問・OG訪問より、大事なこと。(OB・OG訪問)
2004.11.19:理系学生の「規定演技」。(過去問題・予想問題, 面接対策)
2004.11.18:04生:関西 男性 制作会社(内定者体験記)
2004.11.17:「監理」ポスト。(ニュース, 時事用語)
2004.11.16:「希望の部署にはどうすればいけるのですか?」(心構え)
2004.11.15:236名、66大学、54%。(広告労協のこと)
2004.11.14:リクスー都市伝説。(面接対策)
2004.11.13:「興味ある広告3つ」、メールで答えを送ってください。(過去問題・予想問題)
2004.11.12:「あなたが興味ある広告を3つ挙げてください。」(過去問題・予想問題)
2004.11.11:04生:関東 女性 制作会社(内定者体験記)
2004.11.10:シューカツ、ファッション、メーキャップ。(面接対策)
2004.11.09:04生:関東 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.11.08:NEET、自分探し、自己責任、ボランティア。(面接対策)
2004.11.07:「最近大学生のボランティアが増えてきている理由は何だと思いますか。」(考察編)(過去問題・予想問題)
2004.11.06:「最近大学生のボランティアが増えてきている理由は何だと思いますか。」(過去問題・予想問題)
2004.11.05:OB/OG訪問、基本中の基本。(OB・OG訪問, 心構え)
2004.11.04:目を見て話す。(面接対策)
2004.11.03:プロ野球の「現状復帰」。(ニュース, 労働法、組合について)
2004.11.02:消えた外資系広告代理店。(広告業界のこと)
2004.11.01:05生:関東 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.10.31:今、05生のための情報。(おすすめサイト)
2004.10.30:セカンドオピニオン。(心構え, 面接対策)
2004.10.29:05生:関西 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.10.28:レスポンス型広告(後編)。(広告豆知識)
2004.10.27:レスポンス型広告(前編)。(広告豆知識)
2004.10.26:アエラ「社会人偏差値」。(書籍・雑誌)
2004.10.25:災害とラジオ付き携帯電話。(ニュース)
2004.10.24:災害と携帯インターネット。(ニュース)
2004.10.23:新規開拓は、内定より難しい。(心構え)
2004.10.22:04生:関西 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.10.21:ケイパビリティ・プレゼン(広告豆知識, 心構え)
2004.10.20:04生:関西 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.10.19:「野球、サッカーの次に来ると思われるメジャースポーツは?」(考察編)(過去問題・予想問題)
2004.10.18:「野球、サッカーの次に来ると思われるメジャースポーツは?」(過去問題・予想問題)
2004.10.17:04生:関西 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.10.16:「あなたが上司になるとして、理想の部下はどんな人物ですか?」(考察編)(過去問題・予想問題)
2004.10.15:「あなたが上司になるとして、理想の部下はどんな人物ですか?」(過去問題・予想問題)
2004.10.14:労働組合の新卒就職支援、広がる。(広告労協のこと)
2004.10.13:齋藤孝「読むチカラ」(後編)(心構え, 書籍・雑誌)
2004.10.12:齋藤孝「読むチカラ」(中編)(心構え, 書籍・雑誌)
2004.10.11:齋藤孝「読むチカラ」(前編)(心構え, 書籍・雑誌)
2004.10.10:「満員電車の中で一番不快なマナー違反は?その解決策は?」(考察編)(過去問題・予想問題)
2004.10.09:「満員電車の中で一番不快なマナー違反は?その解決策は?」(過去問題・予想問題)
2004.10.08:04生:海外 女性 広告代理店(内定者体験記)
2004.10.07:横浜国際総合競技場、来春から「日産スタジアム」に。(ニュース)
2004.10.06:04生:関東 男性 広告代理店(内定者体験記)
2004.10.05:「B to B」と「B to C」。(広告豆知識)
2004.10.04:ここまでの記事一覧(コメント・トラックバックのお願い)。(おすすめサイト)
2004.10.03:「イチロー」という、言霊(ことだま)。(ニュース)
2004.10.02:2004年イグ・ノーベル賞発表。(ニュース)

2004年6月21日~2004年10月1日まではこちら、

2003年12月21日~2004年6月20日まではこちら、

blog以前のコラムはこちらをご参照ください。

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2004.12.29

深夜マーケットの縮小。

ローソンが24時間営業見直し-たまり場批判を配慮(yomiuri online)と報じられました。

コンビニエンスストア大手、ローソンの新浪剛史社長は27日、読売新聞のインタビューに応じ、1980年から全国で続けてきた24時間営業について、来年から一部の地域・店舗で深夜営業を中止することを検討する考えを明らかにした。
 コンビニ大手が、24時間営業の原則を崩すのは初めてとなる。
 新浪社長は「安心感や便利さなどで夜型社会に貢献してきたが、都会も地方も一律で24時間営業にする必要があるか改めて考えたい」と話した。深夜営業中止の基準や、店舗数は未定だが、深夜利用が少ない地方の店などが対象になりそうだ。
 理由として、フランチャイズ店のオーナーの負担軽減のほか、深夜に若者のたまり場となって社会的に批判されていることへの配慮をあげた。 (後略) (2004年12月28日03:12)

コンビニは24時間営業を付加価値にした定価販売の小売業であり、ビジネスモデルとしても極めて優良な業界といえます。しかし深夜マーケットを開拓した当事者が防犯の観点から方向転換せざるを得なくなったのは皮肉なことです。ドン・キホーテも深夜の若者のたまり場化していることに批判が寄せられています。

この問題の本質は、「日本は安全な社会ではないことが常識になった 」ということです。このためコンビニ業界は深夜のアルバイトの手配が困難になっており、それが店長の大きな負担になっているのだと思います。仮に高い時給を出して手配できたとしても、結局は責任者として枕を高くして寝ることができない日々なのでしょう。

住宅や店舗だけでなく、自動車やバイクでも防犯対策はすでに必要コストです。それはそれで新しいマーケットが創られるともいえますが、ビジネスを縮小する形での防犯は経済的にただネガティブな影響を及ぼします。物騒な世相と「コンビニが24時間営業しなくなる」という分かりやすい事象で、短縮営業が他の業態に影響するとするならば、日本経済のどれくらいの部分が失われるのか心配です。

※現在鹿児島でコンビニの店長をしている古くからの友人のblog「★コンビニ店長奮闘記★」にトラックバックしてみました。実際のところはどうなんでしょうね。

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2004.12.27

ドン・キホーテ放火とマスコミ報道。

ちょっと趣旨が違いますが、メディアリテラシーの観点からコメントを。

昨今のドン・キホーテ放火事件では、未だ犯人が捕まらない中で、マスコミはドン・キホーテ社叩きに走っているようです。

これまでの出店にあたっての近隣とのトラブルや、消防法上の指摘があることは決して好ましいことではありません。しかし放火と失火では全く責任の度合いが違います。ましてや放火は刑法上「死刑」となる重罪であることがあまりに語られていません。

刑法第9章 放火及び失火の罪
(現住建造物等放火)
第百八条
 放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、艦船又は鉱坑を焼損した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。

犯人はヤジ馬の中にいるといわれるぐらい、放火は愉快犯によるものです。ましてや何らかドン・キホーテに恨みを持っていることは明らかであり、さらにはマスコミがドン・キホーテ叩きをするようでは、さらに図に乗るのは当然でしょう。

どうやら一連の放火には何人かの犯人がいるようです。もしかしたら2番目以降の犯人は「マスコミが作った」可能性を誰が否定できるでしょうか。放火すればマスコミが正当化してくれるぐらいの気持ちで犯罪を犯しているとしたら…。

放火はその店舗だけでなく近隣にも多大な被害を与える可能性のある、社会的な大犯罪です。もっとも簡単なテロだとも言えるでしょう。マスコミが愉快犯を助長している可能性は十分あります。現住建造物の連続放火なら死刑の可能性が高いことをきちんと報じ、犯罪追及の姿勢をはっきりさせなければいけないと考えます。

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2004.12.26

横浜市が給与明細に広告。

横浜市が給与明細に広告 明細書代浮かせるアイデア(asahi.com)

 横浜市が職員の給与明細書の裏に広告を載せることになった。年明け1月に試行し、来年度に本格実施する。これまで市は明細書代に年約50万を支出しており、広告でこの分を補うという。

同市は来年度予算で約400億円の収支不足が見込まれるため、庁内からアイデアを募集。すでにゴミ収集車などのホイールカバーにも広告を付けている。

今回の明細書広告も職員のアイデア。裏面全面に2色刷りで横浜銀行の広告が入る。職員は自らの懐具合を気にしつつ、市財政にも心を砕くようになるか。(12/25 18:20)

クレジットカードの請求明細に同梱するチラシ媒体などはすでに存在していますが、給与明細に入れ込む広告というのはターゲティングと接触タイミングといい50万円程度の媒体費用であれば(お付き合いでなく)買う広告主もいるかも知れません。

この媒体、不特定多数ではなく職員だけがターゲットなので考査のハードルをそう高くできない可能性もあります。市政にアピールしたい業界団体の広告や、クレームのあるNPO団体の意見広告にぴったりですね。

そうならないために、横浜銀行は広告を入れ続けさせられるのでしょうか。

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2004.12.25

クリスマスケーキの投資効率。

12月24日クリスマスイブ、膨大な量のクリスマスケーキが日本中で売られました。この1日のために日本中のケーキ工場がフル稼働します。

チョコレートの販売量も2月14日のバレンタインデーに集中しますが、チョコは多少保存が利きます。しかしケーキは基本的に生もの。冷凍保存を解凍したケーキもあるようですが、デコレーションに凝ったケーキは23日や当日に作るしかありません。このように特定日に大量生産しなければいけないという商材は、メーカーにとって設備投資の効率にリスクがあると言えます。

設備投資の効率にリスクがある代表として、一般消費者向けビジネス(B to C)であるレジャー・観光施設や、百貨店などの流通業界、外食業界などが挙げられます。週末2日だけが混み平日5日は空いている、お昼だけ混んで夜は空いている、夜だけ店を開けそれ以外は閉めているといったことでは、混んでいるときの客の取りこぼしと空いているときの固定資産・人件費の無駄が経営を大きく圧迫します。

このような業界で劇的に経営を改善するためには、ピーク時でさらに儲けることより、空いている時期にどう新しいニーズを作れるかが大きな課題となります。

代表的な例は24時間営業のコンビニです。深夜のマーケットを開拓し、不動産投資がまさに24時間回収に回ります。大規模な物流システムの投資とセットに店舗の効率が格段に上がり、イトーヨーカドーグループでいえばセブンイレブンの利益の方が大きくなるまでに成長しています。

またマクドナルドの朝マックも遊んでいる時間を利益に転じさせました。朝だけの特別メニューということで、昼間とは別なニーズを開拓しています。

人が休まなければ行くことができないレジャー・観光施設では、ちょっとした改善というぐらいではとても歯が立ちません。また郊外の百貨店・大型商業施設も苦労しています。

「売上げを2倍にしてください」といった課題はグループディスカッションなどでよく出てきます。過去に水平展開・垂直展開といったコラムを発表しましたが、この「遊んでいる時間や資産、在庫を利益に転じさせる」という視点も有効です。

まずは「ケーキ産業の売上げを2倍にする」ためにはどうしたらいいか、クリスマスが終わり叩き売りされるケーキを見ながら考えてみたらいかがでしょうか。

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2004.12.24

クリスマスプレゼント。

今日は12月24日、クリスマス・イブ。日本中でサンタクロースが子供たちにプレゼントをあげる日です。サンタクロースはなぜ子供たちにプレゼントをあげるんでしょうか。それは「子供たちの笑顔が見られるから」に違いありません。

ボランティア活動とは「無償の奉仕」のことですが、その報酬は「相手に喜んでもらうこと」です。相手に役に立っているのか、喜んでもらっているのかどうか分からないボランティア活動は長続きしなくても仕方がないでしょう。喜んでもらっている実感は、ボランティアの士気を上げ、長続きすることができます。

広告労協の就職支援は、インターネットがなければ不可能なボランティア活動です。広告労協F氏の構想も、インターネットでの動員や効率的な情報発信という環境が整っていたからこそ「開始」できたといえます。

しかしこの活動が「発展」してきたのは、インターネットを通じ実際に交流の始まった学生さんたちの喜びが私たちにダイレクトに伝わってきたからに他なりません。

東京・大阪と実施した内定祝賀会、つい先日狭い労協事務所に04・05生を招いてのクリスマスパーティで見られた笑顔だけでなく、広告業界内外にかかわらず決定した進路を報告してくれた学生の皆様のメッセージを見ると、できるだけ長くこの活動を続けていきたい、続けていくにはどうしたらいいかと、私たちに思わせます。

まだ進路決定の報告をいただいていない05生の方々、ぜひ私たちにクリスマスプレゼントを下さい。皆さんの声で、私たちだけでなく06生に向け東京・京都フォーラムのパネリストにも活動意義を共有してもらうことができます。

これまで報告をいただいた方には、かならず一言添えて返事をしています。今宵はぜひあなたがサンタクロースになってください。

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2004.12.23

「広報」を研究するなら。

今日のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト(WBS)」では、「企業広報のスペシャリスト争奪戦」という特集が放送されました。

番組中、三越の広報担当者が仕掛けた「社員による店内福袋ショー」では、マスコミ優先の配置に営業担当者から

「だれに見せたいんですか?マスコミですか?お客様ですよね。」

と詰め寄られるシーンがありました。これが典型的な広報と現場のぶつかり合いなのだと思います(かなり作られた状況という印象は否めませんでしたが(苦笑))。

マスコミというのはかなり乱暴な存在ではありますが、その実態は一般市民そのものともいえます。しかし店頭を仕切る営業の方にとって、来店客がもっとも重要と思うのは当然です。実際にとりあげられるかどうか分からない中でマスコミに対応するということはかなり根回しが必要なものなのだと、ご苦労を察しました。

同じく番組中で人材派遣会社マスメディアンの小野社長ははっきり「(企業内の)広報の人材は少ない」と言っていました。そういえば「(企業内の)広告宣伝の人材は少ない」という言葉はそもそも聞かれないような気がします。これは広告はクリエーティブ制作・メディアバイイングに関わる「ビジネス」の部分が大きく、広告代理店を中心としたアウトソーシング体制が日本で発達しているからでしょう。

一方広報というものはそれ自体は対価を伴う「ビジネス」ではなく日常的な「アクティビティ(活動)」のようなものです。一定規模の予算がなければ何もできない広告と違って、広報では優秀な自社社員が自分の仕事としていい成果を出していくことが期待されます。確かに企業は優秀な広報の人材を必要としているのでしょう。

広告も広報もコミュニケーションに携わる仕事という意味では同じジャンルです。しかし広報は必ずしもPR会社にいなければできないというものではありません。また日本のPR業界は市場規模が小さいとも言われ、ニーズの割には大きな会社があまりありません。

広報という職業を研究する上で、個々の事業会社の広報部門も想定することをお勧めします。メーカー勤務の鶴野充茂氏が主催するメディア&コミュニケーション研究会(メデコミ会)には多くの企業広報マンや記者の方が参加されています(最近は労協関係の学生も押しかけています…)。まずは鶴野氏のblogが一番の教科書になるでしょう。

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2004.12.21

組合の就職支援は、広告労協F氏の「発明」です。

今回をもって当blogを始めて2年目に入ります。記念すべき本日は2年以上前の2002年10月21日に発表した表題のコラムを再度掲載し、広告労協F氏の偉大な事業に改めて敬意を表したいと思います。

繰り返しになりますが、長らく本blogをご愛読していただいた読者の方々に心より感謝を申し上げます。まだ続けられそうなので、肩に力をいれず、気長にやっていきますね。



「広告業界就職フォーラム」は、広告労協の中心的スタッフで、現役の大手広告会社社員であるF氏の「発明」だと思っています。

●一人の先輩社員とも話さずに受かり、辞退する学生たち。

広告業界もご多分にもれず採用を絞っているところがほとんどであり、同時に業界自体の従業員数が少ないため、訪問する先輩社員がいない学生がかなりいます。入社試験を社外の会議室で実施する会社もあり、OB/OG訪問どころか社内に一歩も入ることなく受験することもあります。多くの学生が「リクナビ」と「就職本」と「ネット上の風評」の組み合わせだけで活動しているようです。

そんな中でも、狭き門を通過する人はどんどん通過していきます。しかしこのような学生はプレゼンテーション能力が高く、他の一流企業にも内定を取っているものです。こういう場合内定各社を冷静に見つめることとなり、相談する相手もなく、「親が知らないから」「自分もよく知らないから」といった理由だけで、広告会社の内定を蹴るということが多々あります。せめてOB/OG訪問でもしていれば、率直に相談できるところです。

●就職シーズンに、学生は「広告業界」自体を評価する。

広告業界志望者も現実的には他業種にも応募しており、結果的に多くが他業種に就職していきます。しかし、この「他業種」は多くの場合「広告主になりえる業種」です。広告業界が人気業界であり倍率が高いことは仕方がないとしても、OB/OG訪問や面接などで「雑に扱われた」「ちゃらちゃらしている」「横柄だ」といった印象を志望者に与えていることがあったりしたら、それは結局将来の広告業界全体に偏見を持たせる原因になっていくと思います。

●社員にとって、中途半端な「OB/OG訪問」

私自身就職シーズンになると、今でも何人もOB訪問を受けます。しかし、忙しい日中の時間を割いての面会では、実際は通り一遍のアドバイスしかできないものです。さらには現実的に倍率が高すぎ、人事に推薦するようなこともできないので、せっかくの縁も一期一会だろうと、その後のフォローにも消極的になりがちでした。

同時に、もう少し時間をかけて相手のことを知ることができれば、もっと適切なアドバイスができるのではと思うこともあります。しかし、OB訪問も様々なルートで散発的にやってきますので、OB訪問のたびにお茶をしたりお昼をごちそうしたりするのも、現実的に時間や費用がかさむものですし、ノウハウも蓄積しません。

同様に私の会社の組合(「単組」と言います)活動として取り組んでも、実際はほとんどの学生が他業界や同業他社に行く場合が多く、また企業内組合としての位置付けが強い単組の立場では、対外活動がし辛いという面もあります。

●業界と学生の間にある「広告労協」の位置付けと、F氏の発明。

「広告主それぞれのコミュニケーション課題を解決する」ことが広告業界のミッションだとすれば、自分自身も通過してきた入社試験も、それぞれの学生にアドバイスできるはずです。一方で、広告業界といっても、「電通」「博報堂」の2社を、しかもイメージ程度でしか理解していない学生は山ほど存在します。トップ2社以外の広告会社にとって優秀な人材を確保するためにはもっと業界全体のことを知ってもらう必要があります。
言い換えれば、広告業界は人気業界であることにあぐらをかくのではなく、将来の広告主にもなりえる若い層に、就職活動という時期を通じて、広告業界へのシンパシーをあらかじめ作っておくチャンスがあるのです。これは中長期的に広告業界全体の発展に貢献することに間違いありません。

これを「各組合の連携でやってしまおう」と構想を練り、03年度に「突然」実現させたのが、広告労協の中心的スタッフであるFさんでした。

本来であれば広告会社の連合体である日本広告業協会といったところがやるべきと思われるでしょうが、やはり採用当事者でもあるという立場から、現実的には困難です。広告労協は、加盟単組の活動を助けるための情報収集・提供が中心的な機能ですが、広告業界に従事する人に広く貢献する※ことをミッションとした、対外的な団体でもあります。ましてや基本的にはOB訪問という誰でもやっているボランティアを組織対応するだけですから、インターネットの活用もあり、実現は意外に簡単なものでした。私自身F氏からアイデアを聞いたとき「その手があったか!!」と感動し、今日に至っています。

●就職フォーラムを核とする、労働組合活動の好循環を目指して。

広告労協が学生に対してボランティアをすることで、広告業界だけでなく、「労働組合」という世界にもシンパシーをもってもらえると確信しています。

電通労働組合、ADKユニオンを含め労協加盟のほとんどの労組が加入を強制されない「オープンショップ」であり、会社全体のことを考える「企業内組合」であり、組合の役員はみな現場の社員(「非専従」)です。加入するしないは内定した方の判断ですが、この労協の活動が各労組の存在なしにはありえないことを感じていただければ、きっと仲間になってもらえると信じています。

労協Fさんの壮大なる構想は、いまや広告労協のコアイベントという位置付けとなり、各組合の中心的スタッフもできる限りの協力体制を敷いています。また03年度に本フォーラムのサポートを得ながら内定を得た学生の方達も、04年度の後輩のためにボランティアとしてお手伝いいただいています。04年度、05年度と続けていき、講師陣もすべて「就職フォーラムの先輩」で構成されるようになればいいなと思います。

※全国広告関連労働組合協議会規約


第三条(目 的)

基本課題の推進および労働者の社会・経済・文化的地位向上発展を推進することを目的とする。

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2004.12.20

blog脳の1年間。

2003年12月21日に開始したこの「広告業界就職ノススメ。」ですが、毎日書き続け本日でちょうど1年目となりました。一回だけ1日に2本、そしてうるう年だった今年、今回のを入れて合計367本のコラムを世に出してきました。

もともと時々広告労協のHPでコラムを発表していたので、2003年12月2日にニフティのココログがサービスインにはかなり興味を持っていました。しかしblogは新鮮さと継続が命。blogとして文章を発表し続けられるか自信はありませんでした。

そこはもう、思いきりです。多少個人的な立場で書けば長続きするだろうと希望的な観測を持ってblogの世界に飛び込みました。マラソンと同じで最初は飛ばし気味、しかしその後は片腹が痛くなるほどネタ繰りに苦労してきましたが、読者に支えられて「ランナーズ・ハイ」の状態になり、今はほとんど日常と化しています。

eNatural.org「ブログ執筆には習慣化が必要」では、

書くことがない時は書かなくても良い。と言われることもあるブログですが、果たしてそうなのでしょうか。どうなのでしょうか。

無理して書くことで内容が伴わなくなることもあるかもしれませんし、アイデアを練るために業務に支障が出る可能性もあるかもしれません。

が、しかし。敢えて書かせて頂くならば「どんな時でもブログは書き続けるべき」だと考えています。なぜなら、毎日書くことでブログが習慣化し、より書きやすくなるからなのです。書けば書くほど負担が減っていくというと分かりやすいでしょうか。

継続することで頭が自然にブログ脳になり、常にアンテナを張り巡らせ、面白いこと・興味深いことを探し続けるようになります。緊張感とは違う、脳にとっても良い刺激です。結果的に「書き続けること」が、自分を助けることになると言えるでしょう。

(中略)

更新頻度が落ちたり、次第に内容が薄くなるのはダイレクトに読者に伝わりますから、なるべく早く習慣化できるように継続することが大切だす。継続は力なり。

とコメントしてあります。まさにこのとおりだと思います。

特に「ブログ脳」という感覚は良く分かります。打ち合わせをしていても、会話をしていても、電車に乗っていても、新聞を読んでいても、ネタとなるものには直感で反応します。コラム化して発表すればそのネタ自体をどこかの打ち合わせでも生かせるし、話題にもできるという、自分自身にもいい循環になっています。

上記eNatural.orgでは

後は時間をどう作るか、にかかってくると思いますが、ブログ執筆習慣化同様、早起きも習慣化できると良いかもしれません。移動の時間も意外に貴重だったりします。“自分ルール”を作ると良いですね。既に実行されている方も多いかもしれませんが。

とあります。私の場合はほとんどは通勤時間です。ネタを拾った行き帰り、電車の中で一時間、愛機Zaurus SL-C860に親指タイプで打ち込みまくっています。

実はコラムを仕上げるよりネタを見つけるほうが大変です。もしも電車で私がタイプしているのを見かけたときでも、遠慮せず声をかけてください。そちらの方がネタになりますので(笑)。

最低でも1年は毎日書いてみようと思っていたことが実現できて自分でも驚いています。もとは現役の就活生のためのblogですから、昨年のネタのリバイスを含めて、blog脳が定着している限り、学生のみなさんに役に立てる限り、続けてみようと思います。

2年目に入る明日のコラムは、私に機会を与えてくれた「原点」に戻ってみたいと思います。次の1年間もよろしくお願いします。

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2004.12.18

「おかしいです」は、おかしい「です」。

エントリーシートの文章は多くの場合「だ・である」体ではなく「です・ます」体が望ましいと、私を含めた複数の広告労協スタッフは共通見解を持っています。エントリーシートは目上・先輩が見ることが確実な書類であり、丁寧な文体のほう印象がいいのは当然のことです。

しかし「です・ます」体にするときの鬼門が、「です」です。

もともと「だ」の丁寧語が「です」です。「だ」という語尾は「そうだ」「10時だ」といった断定以外に、「大変だ」「静かだ」といった「形容動詞」の語尾につかわれ、そのまま「です」に言い換えられます。

断定  :そうだ。10時だ→そうです。10時です。○
形容動詞:大変だ。静かだ。→大変です。静かです。○

ところが「長い」「おいしい」といった「形容詞」には語尾に「だ」がつきません。したがってそのまま「です」をつける言い換えは不適切、もしくは稚拙なものになります。

形容詞 :長い。おいしい。→長いです。おいしいです。×

また形容詞ではありませんがエントリーシートに頻繁に見られる言葉として

「したい。」→「したいです。」×
「なりたい。」→「なりたいです。」×

が挙げられます。

このような言葉は小学生の作文でよく見られます。それを大学生が使うのには、敬語ができていないのと同じぐらいがっかりします。もしかしたらこの言葉が幼稚であるという意識自体がないのかもしれません。それほど現代には丁寧な言葉遣いをする機会が少ないのでしょう。

じゃあ何と言えばいいのか。それは形容詞や「したい」などの言葉で終わる文章を極力避けるしかありません。例えば

私は海外の経験が長い→私は長く海外にいました/私は長い海外経験があります。

という言い換えが考えられるでしょう。

特に主観的な意見は「~と思います」と結ぶのがよいと思います。例えば

○○ビールはとてもおいしい→○○ビールはとてもおいしいと思います。
将来は営業になりたい。→将来は営業になりたいと思います。

というように。

という私も、話し言葉ではおかしい「です」を乱発します。これは「です」をつければなんでも標準語になると思っている九州人の特徴です。

切腹~。

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2004.12.16

グループディスカッションの羅針盤:「縦」と「横」。

SWOT分析5W1Hは現状分析からアクションプランを作る上で有効な考え方ですが、さらにそこから発展させるには以前コラムに書いた「アップセル/クロスセル」または「垂直展開/水平展開」という考え方が有効です。

それぞれの意味を簡単に簡単に図式化すると以下のようになります。

●縦方向
【アップセル】その商品の購入量を増やせないか
┃【垂直展開】 その技術やアイデアをもっと高度化できないか


┗━━━●横方向
 【クロスセル】その商品を他のものと一緒に売れないか
 【水平展開】 その技術やアイデアをもっと他の分野に転用できないか

SWOT分析や5W1Hでの整理だと当たり前の結論しか演繹されないこともあります。それを「縦と横」の2つの方向で半ば強引に拡張してみると、見えてこなかったアイデアが突然現れるかもしれません。特に以前のコラム「売上げを2倍にしてください。」のような具体的な数値目標のあるテーマでは力を発揮すると思います。

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2004.12.14

blog時代のニュースリリース。

地震・台風…今年を象徴する漢字は「災」 清水寺で発表(asahi.com)と報道されました。

 今年の世相を象徴する漢字は「災」――。日本漢字能力検定協会(京都市下京区)が全国から公募した「今年の漢字」が13日、清水寺(同市東山区)で発表され、森清範貫主が大きな和紙に筆で「災」と書いた。

 新潟県中越地震や相次ぐ台風上陸などの天災に加え、イラクでの人質殺害、子どもの殺人事件多発といった人間が引き起こした災いも理由に挙げられた。

 10回目の今年の応募は過去最多の9万1630票。「災」は2万936票(約23%)を占め、韓流ブームを背景に2位になった「韓」(6243票)を大きく引き離した。3位以下は「震」「金」「新」「風」。昨年は阪神タイガースのリーグ優勝を反映して「虎」だった。

 同協会は「『災いを転じて福となす』ことを祈るばかり」。森貫主は「来年はみなの心が一つになって、なごむ心で『和』という字を書かせてもらいたい」と話した。「災」の字は31日まで本堂で一般公開される。 (12/13 18:57)

毎度の広報イベントのネタですが、発信元の日本漢字能力検定協会のHPでは相変わらず募集告知をしているという状況です(苦笑)。そういえば日本パブリックリレーションズ協会のサイトでも12月14日0:01現在まだ古田プロ野球選手会長のPRパーソンオブザイヤーのリリースが出ていません…。

ブロガーとしてはこのようなネタを書くとき、ニュースサイトへのリンクはできるだけ避けたいところです。日本のニュースサイトは無料アーカイブとして利用されないようしばらくしたら掲載ページを削除するからです(8月に書いたコラムでのasahi.comへのリンクで確かめて下さい)。また自分で論評を加えるわけですから、伝聞のニュースではなく情報の「ソース」にアクセスしたいと考えるのは自然なことです。

blogの命は情報の鮮度。多くのブロガーが報道の瞬間に話題にするからこそ、いずれリンク切れしてしまうニュースサイトではなく自社サイトによるリリースが必要です。blog時代の企業・団体の広報は、これまでより圧倒的に速い対応を迫られると言えるでしょう。

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2004.12.13

ココログノススメ。

ニフティのblogサービス「ココログ」が12月2日に1周年を迎えています。私も12月21日に本blog「広告業界就職ノススメ。」を開設して以来毎日1本書き続け、まもなく1周年を迎えることができそうです。

ココログの使い勝手は上々。それまでのHTML作成とは比べ物になりません。絵心がない私としてはこれで内容で勝負!と、絶好の機会を提供してもらったと思っています。またホスティング会社側の無用な著作権表示がないのも好感が持てました。ニフティサーブ時代から何年目になるのかほとんど分からないほどのオールドユーザですが、ココログのおかげでこの1年が一番ニフティというサービスに向き合っていた時期だったような気がします。

広告業界だけでなく新卒就活生に広く役に立てればと書き出した本コラム、ココログブックスコンテストにエントリーしています。このコラムを12月13日00:01に発表しますが、コンテストのノミネート作品発表も同じ13日になっています。

明日のコラムがノミネートのご報告になることを祈りつつ、トラックバックします。

賞品は木村剛さんの本でお願いします~。


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2004.12.12

グループディスカッションの羅針盤:5W1H。

SWOT分析で商品や市場背景をした後は、具体的なアクションプランをまとめなければいけません。時間の限られたグループディスカッション(GD)の「まとめかた」の基本は、「5W1H」にあるのではないでしょうか。

広告会社では5W1Hに対応し、以下のように役割を分けることができます。

●マーケティング

who:誰にいうか。世代は。性別は。
what:何をいうか。何を伝えるべきか。
why:なぜそれをいうか。ターゲットは本当にそれに響くのか。

●メディア

where:それをどこで言うか。テレビか、ケータイか、屋外(例えばコンビニ)か。
when:いつ言うか。日中か、深夜帯か。

●クリエーティブ・セールスプロモーション

how:伝えたいことをどのように伝えるか(クリエーティブ)。
how:どのように動機付けするか(セールスプロモーション)

●営業的見地

to whom:だれへ提案するか。

このキャンペーンでメリットがあるところはどこかを敏感に嗅ぎ取り、だれにこの企画を提案すべきか、お金を出してくれるのは誰か。キーマンはだれかを見定める。

自分自身が広告会社で何をしたいか、ということがはっきりしていれば、上記をまとめる上でそのパートの中心的な提案ができるのではないでしょうか。


中でも一番重要なことは、who(誰に)とwhat(何をいう)です。howであるクリエーティブやセールスプロモーションについては前提としてwho、what、whyに内容と整合性がなければいけません。

SWOT分析の結果を基にしてターゲットを絞り、

(そのターゲットに)「****」を言う。

の伏字の部分を徹底的にいれてみるブレストをしてもよいでしょう。結果的にそれがクリエーティブ表現になることもあると思います。

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2004.12.11

グループディスカッションの羅針盤:SWOT分析。

11月に実施した模擬面接会では5名ぐらいの班を2つつくり、模擬グループディスカッション(GD)を実施しました。テーマは「もっと若者にラジオを聞いてもらうにはどうしたらいいか」。

かつて電通2次面接通過者向けに模擬GDを初めて試したときはさすがに皆さんそつなくこなしていましたが、今回はまだ就活も本格化する前の3年生だったために、まあなんというか、見事に沈没していました(苦笑)。

先日のコラムでは「ブレーンストーミング(ブレスト)」が有効だと書きました。もちろんこれも重要な手法ですが、材料を出すのには役に立っても、その場で結論をまとめなければいけないGDでは時間がなくなり混乱することも度々です。

なにか結論を出すタイプのGDでは、アイデアを出しながら整理していくことが重要です。このようなときは、情報整理の基本技法である「SWOT分析」が有効です。

SWOTとはStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字による造語です。「スウォット分析」と読みます。

SWOT分析では、ある商品のもつ強みと弱み、市場における機会と脅威を以下のような簡単な表にまとめていきます。強みの裏にある弱点、強みがあるからこその機会点というように、埋めていくことにより考え方も膨らみ、整理されます。今回のテーマを例にとると「ラジオ」のSWOT分析は以下のような感じになるでしょう。

(Strength)ラジオの強み
・生放送、臨時ニュース、災害対応
・どこでも聞ける
・車に必ずついている
・電源が長持ちする

(Weakness)ラジオの弱み
・一部の人のメディア。
・持ち歩かない
・若者向けコンテンツの不足
・古臭いイメージ

(Opportunity)市場での機会
・中高年、車を使う職業に影響力大。
・コアなファンが存在。メッセージが濃く届く。
・ラジオ機能はどんな製品にも付けることが可能か。
・災害対応ではラジオは不可欠。公共的ニーズが大きい。

(Threat)市場での脅威
・ケータイに時間をとられている
・iPodやケータイで音楽を聞くニーズが高い。
・音楽を聞く=ラジオという連想がない
・地上波デジタル放送により、ケータイでテレビ受信もきれいにできるように。
・災害情報ではケータイも活躍。

このように整理をするだけでも、

・商品の強み、市場機会を強化していくにはどうしたらいいか。
・商品の弱みをなくす/小さくするにはどうしたらいいか。
・市場での脅威をなくしたり、脅威となるものと手を組んだりする方法はないか。

ということが見えてくるはずです。

またブレストの基本に「人の意見を否定しない」がありますが、SWOTで分類すれば反対意見すらもうまく整理できると思います。

模擬GDの講評でこの話をすると、「いきなりこのような手法を提案するのは唐突じゃないか」という意見も出ました。しかし昨日のコラムでも書きましたが、GDでは結論次第でそのグループ全員を落とすこともあります。GDは全員で同じ救命ボートに乗っていることであり、まずは羅針盤を持ち、進むべき方向を示せる人が中心になることは当然のことです。

少なくともこのblogを愛読いただいている学生の方には、グループディスカッションの道しるべと思われる人物になっていただきたい。そう願って止みません。

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2004.12.10

古田プロ野球選手会長にPR大賞。

12月9日、「ファンが望むことを」古田会長にPR大賞(スポニチ)と報じられました。

 PR会社や広告会社の担当者らで組織する日本パブリックリレーションズ協会は9日、東京都内で今年の大賞「PRパーソン・オブ・ザ・イヤー」に選んだ労働組合・日本プロ野球選手会の古田敦也会長(ヤクルト)の表彰式を行った。

 球界再編問題の中、選手会長として12球団維持などを積極的に訴え、ファンから圧倒的な支持を得たことが評価された。古田会長は「これからも発信していかないといけないことがたくさんある。ファンが望むことを実現できるよう伝えていきたい」と笑顔で話した。同賞には昨年は北川正恭・前三重県知事、一昨年は川淵三郎・日本サッカー協会会長が選ばれた。

PR(パブリックリレーションズ)とは、報道としてのメディアとうまく接し自らの主張や製品・サービスを世に広めていく手法です。一連のプロ野球再編問題で古田選手会長はメディアでの言動、選手会としての統一行動、ファンへの心遣いなど、まさにメディアを通じた見事な世論形成をしました。自身の選手としての活躍も選手会への世論の追い風に貢献しています。PRパーソン・オブ・ザ・イヤーとしての選出は極めて的を射ていると思います。

10日12:01現在、日本パブリックリレーションズ協会のサイトにはこのリリースが確認できませんでした。PRのプロがなぜ?という感じを受けましたが、もしかしたら10日の朝刊で掲載されるまで自社サイトでの掲載を控えているのかもしれません。さすがPRパーソンの団体ですね(苦笑)。

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2004.12.09

グループディスカッションの羅針盤:ブレーンストーミング。

昨日のコラムで、グループディスカッションは時間を区切ったアイデア出しで始まるとよいと書きました。これには「ブレーンストーミング(ブレスト)」が有効です。ブレストについては8ヵ月以上前のコラムに詳しいことを書きましたので後程参照してください。

あらためて要点だけ書き出すと、ブレーンストーミングは複数人でいろんなアイデアをぶつけ合い、斬新なアイデアを発掘する会議の方法の一種です。広告会社に勤めている人なら誰でも知っている言葉です。

ブレーンストーミングでは以下の4つのルールを守ります。

(1)自由奔放にアイデアを出す。
(2)相手の意見にどんどん乗っかる。
(3)相手の意見を否定しない。
(4)質より量。

特に「相手の意見を否定しない」というところが重要です。これらルールを全員が守って進めて行くことにより、思いもつかないようないい意見が出てきます。ブレスト終了後、出てきた意見を落ち着いて整理するという手順になります。

ブレストがグループディスカッションで有効な理由は、

1.全員が参加しやすい
2.全体をさばく司会者が不要。
3.意見を否定しないのでチームワークを感じやすい。
4.的外れな意見が出ても軌道修正しやすい。

などが挙げられます。

きれい事ではなく信頼関係がゼロの状態から始まるGDでは、相手を否定しないでわいわいがやがやできるブレストが必ず役に立ちます。ただしいくら楽しいからといって必ずあらかじめ定めた時間内で終わらせることが大事です。集中して徹底的にアイデアを出し尽くしましょう。

また最初に書記係を決めた方がいいでしょう。できればブレストを提案した人自身が立候補してください。ちらかったブレストの意見をまとめるリーダーシップをとれるのは、記録している書記係自身が一番近いかもしれないからです。筆記している間にも自分なりに情報を整理しておくと次のステップで役にたちます。特にポストイットがあればアイデア1つをポストイット1枚に書き出しておくと整理するときに便利です。

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2004.12.08

グループディスカッションの羅針盤:結論とタイムスケジュール。

会議の目的は「結論を出す」ことです。結論が出ない会議は時間の浪費と同じです。採用試験のグループディスカッション(GD)に「やり直し」はありません。「その場の結論」が出なければいかにいい議論をしていてもそのGDは破綻とされます。

したがってGDで何より大切なのは、「結論を出すために、時間を区切って集中する」ということです。

GDを大きくみれば、

(1)アイデア出し→(2)アイデアの整理・結論の発見→(3)結論の構築

というフローになります。

アイデア出しの時にいちいちだめ出しをする人や、そろそろ結論をまとめなければというときにまた最初に戻って思いつきを言う人がいればGDは紛糾します。かといって信頼関係のない学生同士でだれか1人がガリガリ仕切っていくのも全体がうまくいくとは思えません。

GDのお題が出たら、最初に「まずはアイデア出しに**分、残りの時間を結論のまとめに使いましょう」と提案するとよいでしょう。そうすれば時間の使い方に一定のルールを定めることができ、連帯して進みやすくなると思います。

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2004.12.07

グループディスカッションの羅針盤。

グループディスカッション(GD)は、初めて会う学生と短い時間で話し合い、一つの方向性を決めていくものです(最後に発表をしないものもあるようですが)。過去にも書きましたが、GDのメンバーは「救命ボート」に乗った遭難者のようなものです。お互い励まし合いつつも、生き残るための方策を見つけださなければ、船ごと沈没します。

このような場合まずは助かる方向がどっちなのか、緊急時の羅針盤となるべき「まとめ方のノウハウ」が極めて重要になります。そして羅針盤たる人物こそがGDで最も評価されるのではないでしょうか。

今後、「グループディスカッションの羅針盤」として、具体的な話を書いていこうと思います。まずは明日から。

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2004.12.06

「あなたが興味ある広告を3つ挙げてください。」(番外編)

最後に、この質問に関連して多くの学生から「(好きな広告として)その会社が制作に携わった広告を取り上げた方がいいのか」と聞かれます。この点についてあくまで個人的な意見を述べておきます。

どの広告代理店・広告制作会社が取り扱ったという情報は、普通に暮らしている間は表に出てきません。広告批評や宣伝会議など一部の専門誌に小さく記載されているだけです。私たち現役社員ですら全部を把握している訳ではなく、大手広告代理店になるとそれが自社扱いかどうかも知らないことすらあります。それほど広告業界というものは黒子の存在なのです。

しかし実際に話題になっている広告であれば、この業界で働くものなら制作情報をどことはなく知っているものです。このような広告はたいてい広告批評や宣伝会議に取り上げられています。この程度の情報は学生といえども知っておいた方がいいでしょう。

広告の自社制作に熱心な会社では、広告批評などでどの会社が携わった広告かをできるだけ知った上で選ぶのが無難だと思います。電通や博報堂のように新卒のクリエーティブ配属がある会社では特にそうだといえます。なおクリエーティブ希望なら制作社情報を知った上で話すことは「必須項目」かもしれません。

このことを大前提に、候補の中にライバル会社の作品を挙げてもよいと思います。この場合「**社の制作だと聞いていますが」と補足するとさらによいのではないでしょうか。このような言葉があれば、あなたがきちんと業界を研究していることも分かります。

自社制作に熱心ではない会社では、その会社の作品を捜し出すのはそもそも困難です。そのような会社はたいていテレビへの出稿自体が少ないものです。したがって1番目2番目の原則により、CMだけでなく相手の会社がどの分野に力をいれているかによって挙げる広告を選ぶべきです。

しかしテレビやグラフィックと違い、セールスプロモーションなどをどの会社が携わったかの情報は、業界にもあまりありません(CM制作から類推はつきますが)。このような分野を選ぶのであれば自社他社はほとんど気にする必要はないのではないでしょうか。

以上、あくまで私的意見として参考にしてください。

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2004.12.05

コーチとスカウト。

プロ野球もドラフトが終わり、各球団とも年俸交渉、トレード、自由契約、メジャー挑戦など、ストーブリーグが盛り上がっていきます。

現役を引退する一流選手は、テレビ解説者のような転身もありますが、コーチとして球団に留まって貢献していく選手もいます。その後監督として現場のトップに、さらにはジェネラルマネージャーとして球団の経営に携わる選手も出てきます。

広告業界で働くことは、個人の資質が必要なだけでなく営業をリーダーとしたチームプレイが重要であるなど、プロ野球選手に似ているところがあります。かつて日本プロ野球選手会のことを本blogで何度も取り上げましたが、多くの読者や同僚から共感のメールをいただきました。

さらにプロ野球に似ている点は、若い力が中心となっている業界であることが挙げられます。スポーツと同様、権限が現場に大きく委譲されているのが広告業界です。しかしこのことは裏返せば現場を離れると仕事の質が全く違って来るということです。広告業界の管理職は、監督として自ら先頭を引っ張って行くタイプと、コーチとして若い力を側面から支援していくタイプの2つに分けられるでしょう。

ここまで2つの業界が似ている点を挙げましたが、現場を離れた人の活用方法でプロ野球の方がより進んでいるのでは思うことが1つあります。それは「スカウト」です。

プロ野球は選手がすべてであり、次世代を担う若い選手の発掘が球団経営の生命線です。そのためには経験に裏付けられた眼力を持つスカウトがもっとも重要なカギを握っています。自分の若いころの力と照らし合わせ、第二の自分(以上の人物)を捜し出し、信頼関係をつくって入団してもらうという仕事は、たとえ今自分が豪速球を投げられないとしても、同じぐらい球団への大きな貢献になると言えるでしょう。

広告業界も若い戦力を探し当てることはとても重要な仕事です。しかし現在多くの会社では受けの姿勢でしか採用をしていないようです。例えば現場を離れた人を一部「スカウト」として採用の一部の枠を持たせ、全国の大学に派遣し説明会や膝詰めの会話を繰り返すことで、他社に先んじていい人材を確保できるのではないでしょうか(もちろん正式内定は4月以降ですが)。特に東京での就職活動が容易でない地方学生を発掘するには有効でしょう。

スカウトたる人物は、ある程度年配で上級ポストにいた人が望ましいといえます。そのような人は多くの部下を長期間見てきた立場からどのような人物が大成するかしないかその過程を知っていますし、また当然のことですがその人が学生からも信頼を受けるに足りる人物であることも大事だからです。この意味で、役員の一歩手前で終わったぐらいの人がもっとも適しているでしょう。

今の広告業界では第一線を外れると事実上「コーチ」というポストしかないといえるでしょう。コーチだけでなく、個々の広告会社が「スカウト」という機能の可能性に注目していけば、劇的に新人の質が変わってくるだけでなく、社内の人材活性化にもよい影響をあたえるのではないでしょうか。

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2004.12.03

電通、春にも学歴不問採用。

電通も来春から学歴不問採用と報じられました。

電通は来年から学歴不問の春の定期採用を始める。入社時点で22歳から26歳であることを条件に高卒や大学中退、海外の大学卒業者、大学卒業後2―3年で転職を目指す第二新卒などが応募できる。多様な人材を幅広く集めるのが狙い。

産業界ではソニーが大卒の定期採用で学校名を聞かない採用試験を実施している。ソニーと並び就職希望の多い電通が学歴不問採用に乗り出すことで同様の動きが広がりそうだ。営業、クリエーティブ、マーケティングなどの総合職が対象。電通は2年前から秋採用で学歴不問を実施、これまで第二新卒や海外の大学卒業者など約20人を採用した実績がある。秋採用を春採用に統合し、学歴不問の手法を取り入れる。同社は従来、春採用の受験資格は4年制大学の卒業見込み者か、大学院修了見込みの大学院生なら年齢は不問だった。この仕組みは継続したうえで、新たに22歳から26歳であれば学歴不問で応募できるようになる。2006年4月1日入社の来春採用は12月2日から同社のホームページ上で資料請求の受け付けを開始する。 (日経ネット)(07:00)

同社HPから受験資格を転載すると

「総合職」
下記の2つのいずれかに該当する方
1. 2005年4月~2006年3月に4年制大学を卒業見込みの大学生、もしくは大学院を修了見込みの大学院生
  (年齢不問)
2. 1979年4月2日~1984年4月1日に生まれた方(学歴不問)
※注1: 日本語が堪能であること
※注2: ただし、現在、大学もしくは大学院に在籍する方は2006年3月までにそれぞれの学位(学士・修士・博士)を取得すること

「アート職」
2005年4月~2006年3月に4年制大学を卒業見込みの大学生、もしくは大学院を修了見込みの大学院生
※注1:日本語が堪能であること

となっています。

秋採用を含め「新卒」採用という枠を完全に撤廃したのか、学歴不問コースと新卒コースの2つに分けて選考するのか、今のところ分かりません。

しかし、これだけの人気企業が学歴不問・既卒OKとなってくると、広告業界就職フォーラムのタイトルにもある「新卒学生のための」という言葉も再検討しなければいけないですね…。

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2004.12.02

流行語大賞に冠スポンサー。

12月1日、流行語大賞に「ちょー気持ちいい」が選ばれました。

流行語大賞とは「現代用語の基礎知識」を出版する自由国民社が1984年から続けている一種の広報イベントです。しかし2003年からこのイベントにユーキャンが提携し、今年は「ユーキャン流行語大賞」という名称で相当パブリシティが出ています。

異業種提携による、出版事業第1弾『生涯学習のユーキャン』とパートナーシップ。(自由国民社)

小社は2003年、㈱日本通信教育連盟(本社:東京都新宿区/代表:品川 惠保)と『日本新語流行語大賞』を始めとして「現代用語の基礎知識」に関するパートナーシップを結びました。

小社は、異業種提携による出版事業の拡大を希求していたところ、その第1弾として『生涯学習のユーキャン』と「現代用語の基礎知識」選『日本新語流行語大賞』のパートナーシップのお話があり、両社が共に半世紀にわたって掲げてきた企業理念「全ての人に知る、学ぶ、喜びを提供することで、社会、文化に役立ちたい」という共通点から同意に至り連携の運びとなりました。

これにより、日本新語・流行語大賞は『現代用語の基礎知識選/ユーキャン流行語大賞』とネーミングも新たに展開いたしましたので、今後ともよろしくご支援ください。

そもそも自由国民社の現代用語の基礎知識のための広報イベントが完全に社会的地位と権威を持つようになったためこの度冠スポンサーをつけたというとても珍しい事例になっています。誰のための広報イベントなのかよくわかりませんが(苦笑)。

しかしあくまで広報イベントであってネーミングライツにはなりえません。NHKは「ユーキャン」流行語大賞を報じているのでしょうか…。

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2004.12.01

「興味ある広告3つ」学生へのコメント集。

以下、「興味ある広告を3つ」課題提出者への私のコメントの抜粋です。参考にしてみてください。

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提出、一番乗りでした。内容もさすが、という感じです。しかしプロを目指す視点に少し欠けているのではないかと思います。センチメンタルな感情が前に出ていて、消費者的な視点に終始しているのではと思いました。広告業界のすべての機能を十分に研究し、「メッセージを作る側」の立場から物事を想像してみるといった訓練をしてみてください。
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少し受験する会社を意識しすぎかもしれません。その会社制作のものをとりあげるのは結構ですが、いちいちコメントでそれを言わなくても、そこの社員なら多分自社制作であることを知っています。ですので「御社の制作…」といった部分のコメントは不要です。
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すべてテレビCM以外で構成されている点、極めて珍しいパターンです。それ自体はとてもよいかもしれませんが、扱っている広告を面接相手が知っているかという点も考えた方がいいでしょう。このように文章にするといろいろ推敲しながらかけますが、採用試験はその場限りですのであまりニッチな広告だと、それが何かを説明するだけでかなり時間をとってしまうこともあります。この点は用心した方がいいですね。
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個々の論評も消費者視点に終始しており、もう少しプロを目指すものとしての視点からのコメントが欲しいところです。
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個々のコメントについてはなかなかよいと思いますが、タバコは商品自体が微妙な存在であり、面接官も極めて個人的な思い入れがある可能性があります。このような場ではあえて出さないほうが無難だと思います。他にもCMや広告は知っているんですよね。
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内容については、かなり高い評価ができます。プロを目指すものとしての視点がきちんと現れていると感じました。ネットとCM、ポスターと仕掛け、ブランドとその転換という視点の提示はとてもよいものです。これはこのままいけると思います。
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1,3はこれで十分かもしれませんが、残念ながら2は私自身しらず、評価のイメージも湧きません(他の人もそうなのではないでしょうか)。このような場合、あまり独りよがりな選択よりも、相手も知っていそうなものをあげることが実は重要です。
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メディアのバランスも評価の内容もおおむねよいと思います。ただしタバコの広告について、「(マナーの悪い喫煙者を)批判している」という見方は違うのではないでしょうか。タバコ自体へのアンチの風があるのは事実であり、それを商品ではなくマナーの悪い消費者に転嫁したメッセージであるはずがないと思います。いずれにせよ、タバコという商材は広告では非常にデリケートなものです。このような課題で挙げるには少しリスクがあると認識してください。
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個々の評論についていうと、主観的・感情的な部分が前面に出ており、消費者目線だけという印象です。カップヌードルというひとつの食品がなぜこのようなCMを採用したのかなど、プロを目指すものとしての視点がもっと必要だと思います。
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あなたの解答はメディアのバランスがよいことはblogでもコメント済みですが、各評価がかなり主観的で、プロを目指すものとしての視点が少ないという印象です。これはただの感想にとどまり、それ以上でも以下でもありません。
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評論の内容はまあまあですが、である体とですます体が混合しているのが幼く感じます。メリハリで混合させることもありますが、あなたの場合はそうでもないようです。
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評論の内容も少し主観的な、もしくは少女的な(?)感覚のような印象で、プロを目指すものとしての視点がもっと欲しいと思います。
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コメントされている内容はかなり主観的な部分が多く、プロを目指す視点とはいえないという印象です。「かわいい」とか「なかなかよい」などは極めて陳腐な形容詞です。
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「~と思うのです」や「すごく~」など、公式な場での言葉としてはちょっと不適当な言葉遣いがあるかなと思います。もっともっと社会人と会話をしてコミュニケーション力を叩き込んでください。
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「すごい」や「うまく表現している」「好きです」といった言葉で結ぶのは少し幼稚な感じがします。クリエーティブ職も考えているということでしたが、もっと言葉の引き出しをたくさん持つ必要があるのではないでしょうか。

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