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2004.11.26

「面接」と「面談」。

今週の週刊文春コラム「お言葉ですが…」(高島俊男)では、読者から

入社試験の際に面接する人のことを「面接官」というのはおかしいのでは。

という指摘があったと書いてありました。

なるほど、警察官や裁判官など「官」というのは公務員の役職に使われる言葉です。面接「官」がおかしいならどういう言葉を使えばいいのか。面接者では受ける方かどっちなのか分からないし、面接「員」も威厳がない。高島氏は「会社が偉いということを示すために使われてきた言葉ではないか」とコメントしています。

旧国立大学の「教官」だった私の友人は、独立行政法人移行後正式には「教員」と呼ばれるようになったと言っていました。しかし学生も教員自身の意識もそう急には変わらない。どうやら「面接官」という言葉は「教官」同様、学生から見た、または学生に対する伝統的な言葉のようです。

しかし、ある大手広告代理店では「面接ではなく『面談』」というポリシーがあるそうです。高橋氏のコラムを読んで、私も「面談」であるべき理由が分かるような気がしています。入試に通っても教員と学生の区別は依然はっきりしていますが、採用されればいきなり相手の社員と同僚になります。一緒に働くということを双方が決めることが採用/就職なのです。これはまさに結婚と同じ構造です。面談は縁談といえるでしょう。

「今回は面談です」とはっきり言われている会社では、きっと学生からの質問の時間をきちんととると思います。このような機会を逃さず面談相手に質問をし、双方向のコミュニケーションをとることが望ましいでしょう。あなたの質問に相手がどう答えるか、それはあなた自身のその会社への判断材料に加えてください。

ただしあなたの質問で、相手もあなたの資質を見ていることをお忘れなく。

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