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2004.10.13

齋藤孝「読むチカラ」(後編)

この本に書いてあることは学生の就職活動でも考えなければいけないことばかりです。

広告業界とは的確な切り口・端的な表現・適切な施策を発見・発明・実践していくところです。面接とは、正しそうな答えを選ぶ場ではありません。あなた自身の教養を持ち、自分と相手の価値観を対比しながら、自在に言い換えるチカラと勇敢さで臨まなければ、東大の国語同様、広告業界の高い倍率を通過することはできません。

では、就職活動における教養とは何でしょう。それは社会と社会人のことを知ることに他ありません。

複数の新聞を読み数多くの社会人の話を聞くこと、社会でどのようなことが起こっていて人々がどのように活動しているかを知ることこそ、学生という殻を打ち破るための基礎教養といえます。その教養が一定のクリティカルマス(臨界質量)に達するとひとりでに化学反応を起し、自分自身が社会人となり自ら社会にかかわって行く上での明確な世界観が広がり、自分の言葉で表現できるようになるのだと思います。

そもそも自分の言葉で表現できることは広告業界の基本スキルです。この教養の域に達すればそうでない学生とのレベルは明確となり採用に至るに違いありません。

これに「読むチカラ」が加わればコミュニケーションスキルとして最高級のレベルに達するのでしょう。ビジネスにおける教養は経験である程度得られても、現代国語を読み解くチカラにはもっと幅広い教養が必要になります。今からでもそのような教養を獲得しなければと思わせるのに十分インパクトのある本でした。

特に理系の学生で広告業界を受ける人は、ぜひ読んでみてください。

齋藤孝の読むチカラ 「東大国語」入試問題で鍛える! ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 宝島社 )齋藤孝の読むチカラ 「東大国語」入試問題で鍛える! ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 宝島社 )

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受信: 2004.10.13 22:30

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