« 業績連動とプロ野球。 | トップページ | 「労働組合」とプロ野球。 »

2004.09.23

CM原版が廃棄へ。

22日朝日新聞朝刊、asahi.comで、昔のCM10万本、廃棄の危機 保管コストかさむと報じられました。

戦後のテレビ史を彩ったCMのうち、85年以前の原版のほとんどが捨てられ始めている。多ければ約10万本に達する。廃棄対象は、フィルムや旧式ビデオのもので、保管やデジタル化のコストがかさむのが主な理由だ。

CMの原版は放映終了後、制作会社や広告主、広告会社などの申し合わせで、制作会社が2年間保管することになっているが、広告主などの要望に備え、以後も保存されていたものも多かった。

日本テレビコマーシャル制作社連盟(JAC)によれば、85年ごろまでに制作されたCMの総推定本数は30万~40万本。昨年、JACと日本広告業協会が調べたところ、フィルムや旧式ビデオによるものでは約10万3000本が保管されていたが、保管コストが多額にのぼるうえ、「もはや視聴自体が困難」として、廃棄候補にした。

広告主などから要望があったものは残すが、それ以外は7月から制作会社が廃棄を始めた。

JACの杉本誠事務局長は「有名CMはすでに保存されている」と話すが、全国広告関連労働組合協議会の藤井勝敏事務局長は「無名なCMでも、産業の変遷など時代がうかがえる。工夫すれば視聴も可能。『CMアーカイブ』作りを訴えたい」という。

広告労協では、公開ディスカッションを26日午後1時30分から東京都千代田区飯田橋3丁目の東京しごとセンター大講堂で開く。無料。広告労協(03・3545・6279)まで要予約。 (09/22 08:49)

CMにまつわる諸権利は極めて複雑であり、特にインターネット上での放送に関しては放送範囲や複製制限などを考慮する必要があります。広告業界では、「アドミッション」という仕組みを共通プラットフォームとしてつくり、権利処理済みであることの証明としています。今後のCM素材は、このようなプラットフォームをつかってデジタル2次利用が普及していくと思われます。

しかし、過去に作られたCMについては、出演者・ナレーターなどのすべての権利処理が極めて困難であり、CM原版廃棄を具体的にどのように取り組めばいいのか、一筋縄にはいかないところです。

広告労協がこれだけ大きな記事になることはまれですが、まさに広告労協としての活動にふさわしいものだと思います。興味のある方はぜひ参加してみてください。

|

« 業績連動とプロ野球。 | トップページ | 「労働組合」とプロ野球。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4124/1495175

この記事へのトラックバック一覧です: CM原版が廃棄へ。:

» CM原版の廃棄問題 [読書日記]
 『Copy & Copyright Diary』や『広告業界就職ノススメ』など [続きを読む]

受信: 2004.09.28 15:24

« 業績連動とプロ野球。 | トップページ | 「労働組合」とプロ野球。 »