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2004.09.18

ドッグイヤーとプロ野球。

9月17日付日本プロ野球選手会コメント(ストライキ決行のお知らせ)を支持します。

今回の団体交渉の最大の分かれ道は、2005年度からの新球団参入を検討するかどうかという一点に絞られたといえるでしょう。NPBは頑なに2005年度からはありえないといい、選手会は現実に2005年度から参入希望している企業が手を挙げている以上検討すべきと主張しています。

ライブドアも楽天もIT企業の代表であり、ドッグイヤー(犬の寿命は人間の約7分の1であり、犬が年をとるスピードは人間の約7倍に相当することから、通常の世界の約7倍に相当するスピードで変化が起きること)という経営のスピードの中で、現在の地位をつかんできました。球団参入の審査は現在のペナントレース中に並行して進めていくことも可能であり、NPBの説明には、1年以上かかる(かけなければいけない)という理由が決定的に欠けています。事実NPBコメント(ファンの皆様へ)にもこの点については何ら説明がありません。

経営にスピードと機動的な判断が求められている中で、NPBのいう「経営」がいかに生ぬるいか、選手会、堀江社長、三木谷社長だけでなく、全国のプロ野球ファンも感じていることです。経営の専権事項なのでストライキは不当であるとNPBは言っていますが、なぜ2006年度以降でなければ新球団が設立できないのか、納得いく説明を出させるためにはストライキ実行しか現在は打つ手がないと思います。

日本プロ野球選手会は、労働法上の団体交渉・ストライキという手法を使っていますが、彼らはあくまで選手とファンの立場を代表してNPBから説明を引き出そうとしているのです。企業であればファンというステークホルダーに対して十分な説明義務を負っています。そもそもストライキが労働法に基づくものでなく不当であるというのであれば、交渉決裂後にでも試合を行うよう仮処分申請など法的手段を講じておくべきでしょう。現時点での報道ではその様子もありません。これでは事後に損害賠償訴訟を起こすことも難しいはずです。

今のプロ野球はドッグイヤーでの経営スピードに切り替えていかなければ、金もファンも失っていく状況にあるといえるでしょう。楽天三木谷社長は、ひげを剃り、めったにしないネクタイをして記者会見をしていました。ライブドア堀江社長があまりに衝撃的な登場をしNPB(の一部?)に不評を買ったことから、三木谷氏はこのような点も配慮していたように思います。ドッグイヤー経営者がタートル(亀)イヤー経営者サークルに入ることには様々な障壁があると思いますが、各リーグ6球団と言わずどんどん球団が増え、選手が活躍する「場」が増えていくことを願います。

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こんにちは、西沢です。 【昨日今日】 ・人付き合いが、いま自分が凝っているエリアによって偏ってしまいがちだなと  思ってました。もちろん、何か... [続きを読む]

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