若者にとっての、「プロ野球」と「新聞」という存在。
私のblogを愛読していただいている組合の先輩に、「プロ野球の話を学生が全部分かっているか分からないよ。プロ野球で社会を例えるのはすでにおじさん世代かも」と言われました。気づきませんでしたが、それは一度検証する必要があると思いました。
一方でひとつ気づいたことがあります。プロ野球をベースとした新聞拡販のセオリーは、そもそも新聞離れをしている学生には全く通用しないことを。プロ野球も新聞も、若い世代にはもしかしたら自分のこととは考えられない世界なのかもしれません。
広告業界の大きな懸案の一つとして、新聞媒体の相対的な地位低下があります。若者が新聞を読まないことは、現在社会が直面している高齢化問題と同じであり、将来の大きな歪みを生みます。広告業界で働くものとして、今回のプロ野球問題で、若い世代における読売新聞の地位低下につながらないかということを真剣に危惧しています。
若者は1リーグ、2リーグといった細かいことに意見をもっているのではなく、掛け離れた世代が、さらに掛け離れた発想を一方的に押し付けているという構造に注目しているのではないでしょうか。若者の読売新聞の購読意向率がさらに下がれば、状況は極めて深刻になります。
プロ野球が今後も存続する上でもっとも大事なことは、若い世代にプロ野球は旧世代だという決定的なイメージを与えないことです。テレビCMのもっとも重要なターゲットがF1、M1層であるとするなら、ナイター中継にどうやってF1、M1層を増やしていくがが課題のはずです。
広告業界で働く立場から言えば、球団経営の若返り、経営母体の若返りが、新聞・テレビといった大きな広告市場を今後再生・拡大する上でもっとも貢献すると思います。
世論をみて、その先を読む。このことが今求められていることだと確信しています。
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