おじさんこそ、iPod。
Apple「iPod」は、携帯型音楽プレイヤーの形を根底から変えました。
メモリーカードを使った超小型MP3プレイヤーはたくさん発売されていますが、iPodはそのファッション性・機能性に加え、なんと言っても最大40ギガバイトという大容量ハードディスクに10000曲も入れることができるという点で、爆発的なヒットとなりました。
私が肌身離さず持ち歩き、日々電車でblogを書き上げている愛機「SHARP SL-C860」でもMP3を再生することはできます。しかしSDカード容量の限界があり、厳選した音楽だけを入れて楽しむ程度に限られていました。
そんな中、私の上司が「最近iPodを買って、(さだまさしや松山千春、オフコースなどの)70年代ニューミュージックを入れまくって聞いている」と、目をらんらんとして話していました。
普段のキャラクター(失礼)や「ニューミュージック」という今や全然ニューじゃない言葉とiPodのアンバランスがとてもおかしく、いろいろ話を聞いてみると、
TSUTAYAとかにいけば、もう一回聞いてみたい!と思う昔の曲が山ほどある。まさにTSUTAYAは「宝島」状態。しかもランダムシャッフルで通勤時に聞いているので次々と現れる曲に電車の中でも思わず体が反応してしまう。毎日聞いているがまだ流れていない曲が山ほど残ってる。買うなら迷わず一番容量の大きいものを買うべきだ。
と力説されていました。
この話を聞いて、なるほど「おじさんこそ、iPod。」と思いました。
私も含め「レコード」時代のコレクションはすでに死蔵し、いそがしい生活の中でなつかしい音楽を聞くチャンスはほとんどありません。しかしCDやMDの切り替えいった手間もなく、好きなだけずーっと流しっぱなしにすることができると気づけば、多くの中高年は音楽に目を向けるでしょう。「今からTSUTAYAに行って聞きたいだけアルバムを選んでください」といわれれば、若者よりむしろおじさんの方が手早く集めてくるのではないでしょうか。
日産フェアレディZは、かつてあこがれて今やっと手に届くようになった中高年にヒットしました。同様にiPodのような大容量と気軽さがあれば、多くの中高年は今こそ(金に糸目をつけず)なつかしい音楽をかたっぱしから購入・レンタルするようになるでしょう。そこにはヒップポップを聞きながら踊る若者とは全く違う、もしかしたら巨大なマーケットがあります。
私も迷わず最大スペック40ギガのiPodを購入。とりあえずは今はほとんど聞いていない手持ちの小田和正、松任谷由実、竹内まりや、RCサクセション、しゃ乱Q、ジュディ&マリー、Take6、トライトーン、Queen、ワム!、ジョージ・マイケル、ボビーブラウンなど40アルバム500曲ぐらいを一気にぶち込み、電車内で「自分専用有線放送」として楽しんでいます。それでもまだまだまだまだ余裕があります。今週末は確実にTSUTAYA行きです。
ただ、なつかしい曲が思いがけないタイミングで出てくると、電車の中でblogを書く指が止まって困っています。
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