« 温かいお弁当。 | トップページ | 金銭感覚。 »

2004.06.09

ネットムービー。

森永乳業が6月4日から、ネットムービー「秘密」3部作を配信しています。

森永乳業広報部によると、

テレビコマーシャルの短い時間だけでは伝えられない、商品と商品を買う人を含めた世界のイメージを伝えたい。

ということであり、テレビCMはあくまでネットへの入り口という位置づけとしているようです。

一般消費財分野でのネット連動の先駆けはネスレキットカットの「花とアリス」です。これは商品自体にCD-ROM(もしかしたらDVDかも)をつけており、テレビよりもむしろ店頭からのネット誘引というものでした。

インターネットとの連動は基本的には考査の対象であり、一昔前には、テレビ広告におけるURLの表示や「詳しくはネットで」といった告知は不許可とされることもありました。これは「CFはそれ自体で内容を完結しなけれいけない」「ネットがない視聴者からクレームがくる」といったもっともらしい理由でしたが、現在は 人口の2人に1人はネットを使っていることもあり、テレビ局自体もネット連動に熱心となり、広告主CMでのネット連動も緩やかになったと思われます。

日本のテレビCMは15秒や30秒などであり海外に比べて尺が短いと言われます。しかしCMの続きをわざわざネットで見せるというのは、いくらブロードバンドの普及でダブルスクリーンが浸透してきたとはいえ、やはり世界観の伝わり方に濃淡ができることになり、大きな選択を必要とすることになります。

一方、映像の持つクオリティはわざわざネットにアクセスしてくれた人に強烈なブランド体験を提供することができます。またネット上に置かれた作品への口コミの大きさは、地図の濃淡を大きく塗り替える可能性も秘めています。商品単価も安く差別化しにくい一般消費財がネットを使ってどのようなブランドコミュニケーションをしていくか、いまだ右肩上がりのネット普及に伴い大きく変わっていくと思われます。

|

« 温かいお弁当。 | トップページ | 金銭感覚。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4124/724544

この記事へのトラックバック一覧です: ネットムービー。:

» ■ 森永アロエヨーグルトにみる「今後に於けるパブリシティ戦略」の考察 [キリンは泣かない… -Xanthous Xenodestroy-]
森永乳業は、田中麗奈を起用した現在O.A.中の同社「アロエヨーグルト」のCFと連動するネットムービー「秘密」三部作の内、第一部「ふたりの秘密」を6月4日より無料... [続きを読む]

受信: 2004.06.17 15:07

» 企業発ネットムービーの認知率は6割以上 [インタラクティブマーケティングの道]
最近よく見るようになった企業が公開しているネットムービーは C-NEWSと日経産... [続きを読む]

受信: 2005.01.03 01:56

« 温かいお弁当。 | トップページ | 金銭感覚。 »