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2004.05.30

個人広告。

インテルインサイドから始まってコラボ商品まで共同ネタをひっぱっていますが、今度は対極的な「個人広告」についての考察を。

個人が広告を出すメディアとしては、1996年に発刊されたリクルートの「じゃマール」という雑誌がありました。これは個人が「売りたい」、「買いたい」、「出会いたい」などの情報を交換する雑誌で、個人が広告費用という形で誌面を買い、それぞれが情報を発信するという画期的なものでした。ちょうどインターネットが普及し始めてきた頃ですが、コンビニでも買える雑誌に自分の広告が載せられるというインパクトは当時としても相当大きかったと記憶しています。

しかし個人の情報発信はインターネットに急速に移行し、雑誌のじゃマールはISIZE内「ISIZEじゃマール」というコンテンツを持つも、2000年6月に雑誌が廃刊、ISIZEじゃマールも2001年12月20日にサービス中止となっています。

今でも雑誌の読者のコーナーで個人間情報を投稿するものはありますが、インターネットの普及・常時接続化に伴い、個人の広告ニーズは特定の「メディア」ではなくインターネットという「インフラ」に吸い込まれています。この意味で個人HPは(告知の場を買う)「広告」とはいえないでしょう。

例えば著名人のホームページは本人とファン・視聴者と直接つなぐ場であり、メディアを通じないダイレクトなメッセージの発信しています。有名人の表層を伝えるのがメディア、本音を伝えるのがインターネットという構造は、従来のメディアと有名人の関係を大きく変えてきているのでしょう。

しかし本当のインパクトと信頼性を求めるのであれば、既存マスメディアできちんと考査を通した個人広告が効果的です。昨年の阪神セリーグ優勝翌日の星野仙一監督の個人広告は全国に感謝のメッセージを発信すると同時に、その個人広告自体が多くのメディアに取り上げられました。

ただHP上に謝辞を載せるというのはすでに何ら新鮮味がない時代になっています。新聞というメディアでメッセージを伝えることがいかに強烈な印象を残せることかを広告業界に再認識させた事例となり、先日2003年TCC賞を受賞しました。

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