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2004.04.23

グループディスカッションの道しるべ。

グループディスカッション(GD)で試験官が何を見ているのか、実は私も分かっていません。「議論による勝負」ことを目的としたディベートと違い「議論の経過」を見ているとは想像していますが、評価軸が何か、総合的な合格ライン、決定的なNG行動は何かは、個々の業界・会社によっても違うと思います。

通常の会議やブレストと違い、選考試験である以上参加者はすべてライバルです。そんな前提でディスカッションして下さいといわれても困ってしまうというのがみなさんの本音でしょう。私達の立場で例えるなら、広告主が代理店を集めてオリエンをした直後に、「では代理店さん同士が集まって、話し合いながらアイデアを出し合ってください、その過程で代理店1社を指名します」といわれているようなものです。

しかし競合プレゼンとも違っている点は、(1人だけ残す試験でない限り)あなたは「将来の同僚と話している」ということです。これがGDに取り組む上での心掛け・距離感の保ち方の難しい要因だと思います。(競合プレゼンの結果代理店同士がジョイントすることはありません。)

「ライバル」であり「同僚候補」である、という背反性をもつGDで、方向性となる一つの考え方を提唱します。それは、

あなたがそのグループで一番いいと思った学生に、あなたと一緒に仕事がしたいと思ってもらえるような、建設的ディスカッションをする

ということです。

ある程度の選考を経てのGDであれば、優秀な学生がだれかはたいてい分かるものです。一番優秀な学生がだれかを早くに見極め、その学生を相手に建設的な議論をし、その人自身が(他のだれより)あなたを認めてくれるような流れになれば、必然的にその2人の組み合わせがグループ内で際立ってくるのではないかと思っています。

殺伐としたGDでの道しるべは、あなたが将来一番切磋琢磨したいと思う学生です。未来の同僚を早く見つけだし、その相手からあなたのことを同様に思われるよう、いい議論を交わしてください。

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