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2004.04.19

健康診断を受けたら、内定です。

「健康診断するということは、内定したということ。」というコラムを、過去に発表しました。これは一言で言えば「会社が血液検査をしたら、内定を出したことと同じ」という内容です。

このコラムは会社からの検索も多く、企業の陥りやすい採用上の過ちなのだと実感しています。このサイトや上記コラムをご覧になった採用者の方は十分配慮されているかと思います。

しかし昨年度はいくつかの企業で血液検査を実施した後に最終試験段階で落選させたところが見受けられました。健康状況という個人情報を企業が安易に持ち、それをもとに落選させていないという立証が不可能である以上、この行為は個人のプライバシーへの最大級の侵害と言えるものです。

勘違いしてはいけないのは、「内定を出すのであれば(採血を含む)健康診断を実施しなければいけない」という法律があるわけですから、健康診断を受診させた受験生全員を採用すればなんら問題はありません。ですので、健康診断を予告されたら、受診後に「健康診断を受けたということは、内定したということでよろしいんですよね」と確認するとよいでしょう(受診後に、という点が肝要です)。

万が一相手が「いえ、まだ選考の途中です」とでも言ったとすれば、相手はこの通達を知らない可能性がありますので、「大学では、健康診断を受診したということは(厚生)労働省の平成5年、平成13年の通達によって、採用を前提としているものと理解してよいと指導されています」と返してください。念のため上記コラムをプリントアウトしてかばんに入れておいたらよいでしょう。

なお、多くの企業では10月以前には「内々定」という言葉を使いますが、内々定も内定も意味合いは変わりません。「採用可否決定のための健康診断を実施することは適切さを欠くもの」という厚生労働省通達を理解している会社であれば、あなたを採用するつもりがあるということです。ご安心ください。

もし理解してない、すなわち(特に血液検査を含む)健康診断の実施後に落選した場合には、この通達をもって必ず会社に問い合わせてください。先方は落選を取り消し、内定を出す以外に対処する方法はないと思います。

今年は多くの採用担当がこのサイトをご覧になっているようなので、このようなトラブルは少なくなるかと思います。血液を採取された学生がすべてきちんと採用されることを祈ります。

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