« 2004年3月 | トップページ | 2004年5月 »

2004年4月

2004.04.30

自分を励ます最上の方法。

「自分を励ます最上の方法。それは誰かを励まそうとすること。」とはマークトウェインの名言です。文学の素養のない私は昨日この言葉を内定獲得したばかりの05生から教えてもらいました。

労協サイトの「カフェテリア(チャットルーム)」では、この励まし合いが毎晩繰り広げられています。バカ話ばかりのときもありますが、広告業界を目指すもの同士、近い価値観に共感しあい、お互いを高めあっています。昨年の例でいっても、このカフェテリアで就活のモチベーションを維持し続けた学生はほとんどが内定を獲得しています。今年も現時点で大手におどろくほどの実績が残っています。

あなたが壁にぶつかっているとしたなら、通称「カフェ」に参加してみることで、少し自分が励まされるかもしれません。ちょっとだけ勇気を出して、いらしてください。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2004.04.28

M1、F1。

M1、F1といっても新種の格闘技でもレースでもありません。視聴率やマーケティング業界用語で、男性20歳~34歳層をM1女性20歳~34歳層をF1と呼称します(MはMale、FはFemaleの頭文字)。同様に男性35歳~49歳層をM2、女性35歳~49歳層をF2といいます。

大学生の年齢である18歳から22歳が分断されていますが、
(1)1年程度浪人するのも珍しくないとすれば大学生のうち大部分が成人と推定してもよい
(2)アルコールメーカーなどにも使いやすいくくり方とした
というあたりがその理由なのではと思っています。

15年分を1つにした大ざっぱなくくり方ですが、いつのころからかマーケの現場では広告主、代理店問わず広く使われるようになりました。

その証拠にわたし自身がM2に突入した後は、それまで来ていた若者対象商品やサービスのDMが見事にパタッと止まっています(苦笑)。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2004.04.27

機関車トーマスの価値観。

幼児、特に男の子は乗り物が大好きです。このジャンルでの最大の人気者はいまも「機関車トーマス」でしょう。どんな百貨店の屋上にもトーマスの乗り物はありますし、レンタルビデオ屋には色あせたパッケージがずらりと並んでいます。

私も子供と一緒に何本も見ましたが、落としどころが見えにくい話が多く戸惑いました。しかしたくさん見ていく中で、そのバックにある一貫した価値観は「役に立つ」ということなのではと思うようになりました。どういう英語の翻訳として「役に立つ」という言葉になったかは分かりませんが、とにかく「役に立つ機関車になる」という言葉がよくでてきます。

「役に立つ」という言葉は、「勤勉」という言葉よりも具体的なニュアンスのように聞こえます。この価値観は、原作者の出身であるイギリス社会の職業観なのかもしれません。ただ、幼少の機関車に労働させているのはいかがなものかと思いますが(苦笑)。

就職活動でもっともアピールすべきことも、トーマス同様「どのように役に立つか」ということでしょう。今の企業では潜在能力では意味がなく、発揮される能力が評価されます。これが学歴を重視しなくなってきた理由です。

極論ですが、どんな話をしようと、どんな質問に答えようと、その内容は「自分は役に立つ人物である」ことをアピールできるものになっているべきだと思います。自分がその会社にどのように貢献できるか、具体的なイメージを相手に沸かせることが大事です。

まずは「役に立つ」ことが重要だということを何度も心に念じ、その価値観を体にたたきこんでみてください。これは決して入社するためだけに必要なことではありません。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2004.04.26

evoked set(想起集合)。

evoked set (イヴォクトセット、想起集合)はマーケティング用語としてよく使われます。AMA(米国マーケティング協会)の定義では、

1. The set of alternatives that are activated directly from memory.
記憶から直接想起される選択肢の集まり。
2. The set of possible products or brands that the consumer may be considering in the decision process.
消費者が選択行動の際、考慮する可能性のある商品やブランドの集合。


となっています。

多くの人の evoked set に入ることは、ブランド形成におけるもっとも重要な尺度です。世の中は無数のブランド、無数の商品がありますが、人はそのすべてを知っているわけではありません。自らあるカテゴリの商品が欲しいと思ったとき、ごく一部のブランドをあらかじめ想起し、その中からひとつを選んでいきます。当初の想起に入らなかったブランドは選択される可能性すらないのです。

面接官は採用試験で数十人の学生を見ます。面接を通過するには、まず面接官の evoked set に入らなければいけません。

面接官は「どんな学生がいたっけ、えーっと…、○○のA君、△△のB君、□□のC君……」という風に、一言コピーをつけて思い出します。特に、玉石混交である初期段階の面接ではなく、いよいよ優秀な人材を絞ろうという段階に顕著だと思います。このように面接官の evoked set に残るためには、自分自身を短く示す一言が必要です

あなたが自己PRで話した一言がそのまま面接官の一言使われることもあるでしょうし、エピソードから面接官が自らつけることもあるでしょう。面接後に面接官があなたに一言コピーをつけて思い出してくれたとすれば、あなたは自分自身のブランド訴求に成功したといえます。

面接に通過するには、まず面接官の evoked set に残りうるあなた自身の価値が何でそれを一言でいえばどうなるかを徹底的に見つけ出すことが必要です。そして次の段階として、その一言が evoked set の中で競争しうるものかどうか、厳しく吟味しなければいけません。

これはまさに私たちが広告主のブランドに取り組む上で普通にやっている手法です。面接でのあなた自身のブランディングは、あなた自身の広告人としての最初の仕事といえます。自分自身をブランディングできない人に、自社のブランドを扱ってもらおうと思う広告主はいません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.25

後発医薬品(ジェネリック)。

後発医薬品(ジェネリック)という言葉が、最近報道されるようになりました。


「同じ成分で医療費下がる」 後発医薬品メーカー大攻勢 (asahi.com 2004.04.23からの部分転載)

特許が切れた医薬品と同じ成分の製品を販売する後発医薬品(ジェネリック)のメーカーが、国の医療費抑制策に乗って攻勢を強めている。後発医薬品は新薬に比べて開発費がかからないため薬代が安く、患者負担を軽くするために国も後押しを始めた。4月には大手2社が国内メーカー初のテレビCMにも乗り出した。ただ経営規模が小さいメーカーが多く、市場がどれだけ伸びるかは不透明だ。


特許は「どのような内容の発明か」をすべて公開することで保護される権利です。そして出願から20年間で保護期間が失われます。したがって、保護期間を過ぎれば誰でも公開されている情報で同じ製品を作ることが可能です。

特許取得だけが企業戦略とはいえません。あえて知的財産権を取得せず製造方法を企業秘密にすることで永続的に独占していく手法もあります。

個人発明家などは公開することで20年間ライセンス収入を得られれば十分でしょう。また薬品のようにそもそも許可・認可が必要な製品はもともと製法を情報公開しなければならず、(開発費回収も併せ)必然的に特許取得戦略となります。しかし保護期間の20年間は(他社へのライセンス料も含め)利益を生み続けたとしても、その後は他社と同列で競争することになります。

一方、厳密には発明とはいえないかもしれませんが、コカコーラの原液やケンタッキーフライドチキンの製法などは、企業秘密という形で「オリジナリティ」を永続的に保ちながら生産、提供していきます。ただし、他社が「類似品」を出してくることを法的に牽制することはできません。何がオリジナルで何が後発か消費者が区別することすら難しくなることがあります。

競争社会での企業活動では、例え画期的な製品を開発したとしてもそれだけでは不十分です。特許や商標のような法律上の保護だけではなく、ブランドの育成が重要になってきます。そのブランドが類似品の中で勝ち残っていくためには、決して先行優位に安住することはできません。広告業界はこの部分で企業活動に貢献していく機能を担うのです。

しかし話を元に戻せば、「ジェネリック・ブランド」を日本語に直すと「ノーブランド商品」となります。うーむ、ジェネリック製品のブランド育成というのはかなり難しいテーマなのかもしれませんねぇ…。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2004.04.24

救命ボート式グループディスカッション。

本日、選考の報告をもらった学生を対象に、労協始まって以来の「模擬グループディスカッション(GD)」を実施しました(地方学生の方、本当に申し訳ありません。心より応援しています。)

想定としてはグループの中で一部を選ぶような選考ではないという状況でのディスカッションとしました。集まった学生は少なかったのですが、それぞれのコミュニケーション能力を生かし、そつなくこなしたという感じでした。

これまでの模擬面接と違い100%聞き役の面接官というのもおもしろい体験でした。中でももっとも興味を引いたのは、だれが司会をし、だれが発表をするかというのをどうやって決めるか、ということでした。今回の場合、想定状況がそうガツガツしていなかったので穏やかに決まっていました。しかし彼らに改めてGDの経験の有無を問うと全員が経験済みであり、「勝ち抜くための」GDの修羅場状況を教えてくれました。

今回初めてグループディスカッションの実態に触れ、昨日のコラム「グループディスカッションの、道しるべ」および「ブレーンストーミングとグループディスカッション」にも関連して、GDで正確に学生を評価できる手法を思いつきました。

GDが会社でのチーム作業ができるかどうかの試験とするならば、

●GDの内容をもとに、代表1人が議論の結論を発表、その内容が評価に値しなければグループ全員落選。
●結果が評価できる内容であって初めて、その班の個々の人物のGDでの発言・姿勢を評価。
●この前提を学生にあらかじめ告知。

とすればいいのではないでしょうか。

この手法を、あたかも難破船から小さいボートに飛び乗りお互い協力して脱出するように、「救命ボート式グループディスカッション」と呼んでみます。

こうすれば全員が必死で協力しあい、また全員の合意によってプレゼンテータを決めることでしょう。かといって議論を優秀な人物に任せっきりでは合格できないわけです。もちろん自分以外が明らかに優秀でなければ、生き残るために自分自身がリーダーシップをとり、周りの合意をうまくとりつけるということが必要になります。

実はこのような前提は、私たちの日常の競合プレゼンへの取り組みとさほど変わりません。一致団結をしてプレゼンに勝ちにいくのは当然ですが、勝った後で評価者はそれぞれの貢献度を客観的に評価します。もちろん負けたら何も残りません。

思惑の絡む、仕事の実態とは掛け離れたGDではなく、この「救命ボート式」GDを採用過程の中盤に入れ込むことは、本当の力を見る上でかなり有効なことなのではないでしょうか。>採用担当の方々。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.23

グループディスカッションの道しるべ。

グループディスカッション(GD)で試験官が何を見ているのか、実は私も分かっていません。「議論による勝負」ことを目的としたディベートと違い「議論の経過」を見ているとは想像していますが、評価軸が何か、総合的な合格ライン、決定的なNG行動は何かは、個々の業界・会社によっても違うと思います。

通常の会議やブレストと違い、選考試験である以上参加者はすべてライバルです。そんな前提でディスカッションして下さいといわれても困ってしまうというのがみなさんの本音でしょう。私達の立場で例えるなら、広告主が代理店を集めてオリエンをした直後に、「では代理店さん同士が集まって、話し合いながらアイデアを出し合ってください、その過程で代理店1社を指名します」といわれているようなものです。

しかし競合プレゼンとも違っている点は、(1人だけ残す試験でない限り)あなたは「将来の同僚と話している」ということです。これがGDに取り組む上での心掛け・距離感の保ち方の難しい要因だと思います。(競合プレゼンの結果代理店同士がジョイントすることはありません。)

「ライバル」であり「同僚候補」である、という背反性をもつGDで、方向性となる一つの考え方を提唱します。それは、

あなたがそのグループで一番いいと思った学生に、あなたと一緒に仕事がしたいと思ってもらえるような、建設的ディスカッションをする

ということです。

ある程度の選考を経てのGDであれば、優秀な学生がだれかはたいてい分かるものです。一番優秀な学生がだれかを早くに見極め、その学生を相手に建設的な議論をし、その人自身が(他のだれより)あなたを認めてくれるような流れになれば、必然的にその2人の組み合わせがグループ内で際立ってくるのではないかと思っています。

殺伐としたGDでの道しるべは、あなたが将来一番切磋琢磨したいと思う学生です。未来の同僚を早く見つけだし、その相手からあなたのことを同様に思われるよう、いい議論を交わしてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.22

服従ニワトリ。

「服従ニワトリ」が人気、Burger King サイトに訪問殺到という記事がありました。「百式」にも先に取り上げられています。

バーガーキングの開設した「www.subservientchicken.com(服従ニワトリ)」にアクセスし、そのボックスに(英語で)いろいろ話をしたり命令すると、実際に鶏くんがいろいろやってくれるというものです。

「あなたのいうことをなんでも聞く」、というメッセージにかけたキャンペーンですが、仕組みの単純さ、ユーザー参加型、口コミの活用を考えると、コンテンツ系ショートムービーといった手法の裏をかいた秀逸なアイデアだと、感動しました。

ところで、私が話しかけたら、クッションを投げつけられました。英会話、練習しなければ。。。

| | コメント (1) | トラックバック (3)

2004.04.21

ビール券がなくなる。

アサヒビールは4月20日、「ビール・発泡酒に関する新取引制度導入について」で、希望小売価格表示を撤廃しオープン価格に移行、値段がつけられなくなったビール券は廃止すると発表しました。

これは、キリンビールに続く措置であり、有価証券だと思っていたビール券が意外な形で姿を消すことになりました。株式は無額面がありますが、ビール券はそうはいきません。

この動きは酒流通には大きな出来事でしょうが、広告業界としても一つの転機になると思われます。それはこれまでのような発泡酒の価格訴求ができなくなるということです。

発泡酒は成分をビールと変えることでビール税を避けて安くするという仕組みをもっていましたが、発泡酒にも税金がかかるようになり、サッポロドラフトワンのように「その他の雑酒(!)」という新しいジャンルまで作って価格競争を繰り広げてきました。

希望小売価格自体がなくなれば、「発泡酒はビールよりは安い」というポジショニング自体を語れなくなるわけです。これは本来発泡酒にとっては本来ネガティブなことです。しかし私が想像するには、発泡酒もビールもそれぞれマーケットとしてすでに確立しており、景気回復基調で消費意欲も伸びると判断した中での措置なのではないでしょうか。

価格をベースにした広告は、結局価格だけがポイントとなりがちです。これからは価格訴求ではなく、ビール・発泡酒それぞれのブランド訴求型になっていくのではないでしょうか。広告を提案、制作する立場からすると、むしろ面白いフェーズに入ったかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.20

体調が悪くて内定が取り消されることがあるのか。

「健康診断するということは、内定したということ。」というコラムを発表した後、「内定したとしても、その後体調が悪ければ取り消されることもあるのか」という質問をよく受けます。

企業は内定者だけでなく従業員に対しては定期的に健康診断を受けさせる義務があり、深刻な病状などが見つかった場合は産業医とも相談の上「本人の健康のため」残業を命じるのを控えたり、職場を変えたりといった配慮をしなければいけません。特に深刻な場合には休職させて(自費で)加療を受けさせるといったこともあります。勤務者であれば病気による休暇(私傷病休業)の就業規則規定が設けられ、一定の有給・無給期間を過ぎれば退職となります(無給期間も健康保険から一定の支給があります)。

内定者は従業員ではないため就業規則上の措置の対象とはなりませんが、広告業界において内定が取り消されるほどの病状というのは、本人にとって命にかかわる、またはそれに準じるものであり、勤務を命じるなどとんでもないというレベルのものに限ります。このレベルであれば、本人がいくら働きたいといってもそもそも働かせるわけにはいかず、本人のためにも療養に専念させるべきであることは明らかです。これらはあくまで「本人のため」という視点が重要です。

広告業界では、このような深刻なレベルの病状でない限り、内定が取り消されることはありません。無用に心配している就活生の皆様、そんなことで不健康な精神状態にあるほうが損ですよ(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.19

健康診断を受けたら、内定です。

「健康診断するということは、内定したということ。」というコラムを、過去に発表しました。これは一言で言えば「会社が血液検査をしたら、内定を出したことと同じ」という内容です。

このコラムは会社からの検索も多く、企業の陥りやすい採用上の過ちなのだと実感しています。このサイトや上記コラムをご覧になった採用者の方は十分配慮されているかと思います。

しかし昨年度はいくつかの企業で血液検査を実施した後に最終試験段階で落選させたところが見受けられました。健康状況という個人情報を企業が安易に持ち、それをもとに落選させていないという立証が不可能である以上、この行為は個人のプライバシーへの最大級の侵害と言えるものです。

勘違いしてはいけないのは、「内定を出すのであれば(採血を含む)健康診断を実施しなければいけない」という法律があるわけですから、健康診断を受診させた受験生全員を採用すればなんら問題はありません。ですので、健康診断を予告されたら、受診後に「健康診断を受けたということは、内定したということでよろしいんですよね」と確認するとよいでしょう(受診後に、という点が肝要です)。

万が一相手が「いえ、まだ選考の途中です」とでも言ったとすれば、相手はこの通達を知らない可能性がありますので、「大学では、健康診断を受診したということは(厚生)労働省の平成5年、平成13年の通達によって、採用を前提としているものと理解してよいと指導されています」と返してください。念のため上記コラムをプリントアウトしてかばんに入れておいたらよいでしょう。

なお、多くの企業では10月以前には「内々定」という言葉を使いますが、内々定も内定も意味合いは変わりません。「採用可否決定のための健康診断を実施することは適切さを欠くもの」という厚生労働省通達を理解している会社であれば、あなたを採用するつもりがあるということです。ご安心ください。

もし理解してない、すなわち(特に血液検査を含む)健康診断の実施後に落選した場合には、この通達をもって必ず会社に問い合わせてください。先方は落選を取り消し、内定を出す以外に対処する方法はないと思います。

今年は多くの採用担当がこのサイトをご覧になっているようなので、このようなトラブルは少なくなるかと思います。血液を採取された学生がすべてきちんと採用されることを祈ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.18

ブレーンストーミングとグループディスカッション

ブレーンストーミングは複数人でいろんなアイデアをぶつけ合い、斬新なアイデアを発掘する会議の方法の一種です。広告業界ではごく普通に使う手法で、通称ブレストといいます。

ブレーンストーミングのルールは4つだけです。

(1)自由奔放にアイデアを出す。
(2)相手の意見にどんどん乗っかる。
(3)相手の意見を否定しない。
(4)質より量。

このルールで「楽しく」意見を出し合っていくと、しばらくして会議参加者全員が集中しだし、ひょんなアイデアがきっかけで気が付かなかった世界が見えてきたりします。ブレストによって出てきた新しいアイデア群を後に整理し、次のステップに進む候補を絞って行くことになります。

広告業界で働く人はみな、ブレストが大好きです。広告の仕事はそもそもチーム作業であり、コミュニケーション能力とさまざまな発想をもっているもの同士で楽しく話し合う事自体、とてもエキサイティングなことです。

個人的な意見ですが、広告業界の採用試験でのグループディスカッション(GD)の基本はこのブレストにあると思います。特に「否定的にならない」というルールが重要です。広告業界の人は否定的な傾向の人を好みません。

「相手の話に乗っかる」というのは相手の話がきっかけによる視点や発想の転換も含まれます。相手の意見が変なものであったとしても、それを否定するのではなく、うまく議論を転換するような発言でGDを盛り上げて行くことが大事です。

問題は「質より量」のルールです。GDは時間が極めて限られており、最終的には参加者の中の何名かを残すことが目的であるという点がブレストと大きく違うところです。あまりにくだらなかったりウケをねらった意見が多かったりすればマイナスになる可能性はあります。また時間を独占したり、1回の発言が長かったりすることもよくないでしょう。

ここはやはり話の流れの中でいかに質のよい発言をするかが重要です。ブレストは本番への準備ですが、GDは本番そのものという点を十分理解してください。基本的な発言の質が高い人ほど、ブレストの時のおバカなアイデアも冴え渡るのです。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2004.04.17

自動返信。

先ほど無事帰国しました。

今アメリカから搭乗する飛行機に預けるスーツケースなどは、鍵を開けておかなければいけません。9・11以降空港警備は厳しくなり、機内持ち込み荷物以外のスーツケースなどは、ちょっとでも不審なものがあれば中を開けてチェックするため、鍵を閉めていた場合、強制的にこじ開けることになるからです。こじ開けたかばんなどはガムテープでぐるぐる巻きにして返すそうです。バンドも切られるとのこと。SPAM缶を入れていた私は一抹の不安があったのですが、なんとか大丈夫でした(苦笑)。

この1週間はADKの一次面接の真っ最中であり、また土日と電通の二次面接、ビーコンの一次面接、東急エージェンシーの筆記試験と、大きな試験が目白押しとなっています。海外出張だったためなにもできなかったのですが、その間広告労協Fさんの精力的なフォローによって、多くの人が報告メールで資料を求めてくるようになりました。

広告労協の方針として、個々の会社に関するアドバイスは実名で連絡してきた学生のみに対応することにしています。これは私たち現役社員の視点からみたアドバイスに昨年実名で協力してくれた04生の確かな情報を加えて提供する代わりに、05生の生の確かな情報を集め06生に生かすという循環を作るためです。

Fさんはとてもやさしい人なので「情報希望」とだけ書いているような学生にもきちんと送ってくれていると思いますが、私たちもあなたたちの「情報希望」していることを忘れてほしくありません。私たちは自動返信プログラムではないのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.16

3-person rule。

他の州・地区のことは良く分かりませんが、サンフランシスコ近辺のフリーウェイ(高速道路では)、通勤時間帯には一番左側のダイヤモンドの印の書いてあるレーンは3人以上乗っている車が優先して使える3-person ruleという制度があるそうです。

車による通勤ラッシュを改善する一つの方法ですが、まあ片側4車線もあるフリーウェイだからこそできることでしょう。これに違反して優先車線を走るとかなりの罰金(駐車禁止より重いとのこと)を取られるそうです。優先車両は当然バスも入り、私たちはすいすいと目的地につくことができました。

この方法を聞いて、過去に書いた「割り勘OB・OG訪問」のススメ。というコラムを思い出しました。これは「複数人で集まってOB訪問をする、参加者はそれぞれ1人ずつOB/OG訪問を開拓する、費用は割り勘とする」、というものです。1人で乗ろうと3人で乗ろうと車は1台。OB/OG訪問を受ける側の手間もほとんど変わりません。

別に他を禁じる必要はありませんが、学生も社会人ももっともっと合理的に短期間にOB/OG訪問を実現できるようにしたいものです。そのためにはまず車線を増やす、すなわち社会人側の受け入れ間口を広げることが大事なのでしょう。

しかし、この3-person rule、実は現地の人には不評だそうです。テレビのインタビューで「なぜ3人で乗り合って通勤しないんですか?こんなにスイスイいけるのに。」との質問に多くの人は以下のように答えたということです。

「だって車の中が唯一自分ひとりになれる時間だからさ。」

まあ、気持ちは分かりますね、OB/OG訪問だとしても(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.15

プールに飛び込む前に。

あなたが飛び込み板からプールに飛び込むとき、その深さや温度を知らなくても飛び込めるでしょうか?

あらかじめ少しだけでもプールに浸かり、水がどれだけ冷たいか事前に分かっていれば、体が自然にその温度に適応するモードになります。またプールの深さがどの程度か分かっていれば、大胆に飛び込むこともできます。

これらの情報を知らずに飛び込むことは事故につながるほど危険なことと言えます。

OB・OG訪問は飛び込む前の体慣らしと覚悟を決める準備といえます。社風や会社のおかれている現状などを事前に知っておくことは、面接を受ける際の大きな知識となり、また大胆なアピールで面接官を感嘆させることもできるかもしれません。

特に役員面接では「だれが社長か、だれが採用担当役員か」を知っているだけでも違ってきます。最終面接まで進めたら、ぜひ訪問したOB、OGにもう一度連絡し、社長や役員の風貌、そして聞かれる可能性のある質問を聞いておきましょう。最終面接まで来たと聞いて後押しをしてくれない先輩社員はいないはずです。OB・OGがいなければ、広告労協が協力できるかもしれません。

役員面接は、飛込競技の決勝戦です。入念に下調べをし、私達社員の応援をバックに、自信をもって面接室のドアをノックしてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.14

スパムの本家本元。

海外に行くときは、地元のスーパーに行くと面白い発見があります。私はサンフランシスコのユニオンスクエアの「WALGREEN'S」というスーパーでPOKEMONグッズを見つけ、一気に子供の土産が終了しました。街には日本車があふれていますが、スーパーの中には日本製品が少ないなぁと感じました。

インターネット関連の仕事をやっているのであれば、シリコンバレーの企業群の他に一度はきちんと知っておくべきものがあります。それは「スパム」です(笑)。

spam.jpg
これが私がスーパーで買いホテルで撮影した「SPAM缶」です。「SPAMの考古学」にあるとおり、いわゆるSPAM(メール)の語源はこの缶詰であるというのが定説のようです。同サイトによるとHormel Foods 社の缶詰の商品名であるSPAMは「Spiced Pork and ham」の略とのことです。

日本でも明治屋などに売っていることもあるようですが、やはり一度は海外土産として無差別に配ってやろうと思っていたところにいいチャンスを得たのですが、4個かごに入れただけで大層な重さになり、結局自分用に1個だけ買って帰ることにしました。大量送付はサーバー自身に一番負荷をかけるようです(苦笑)

SPAMの会社であるHormel Foods社が商標に対する不名誉に対して訴訟を起こしたということは聞いたことがありません。食品の中でもそう高級ブランドでもなく、またそうなるつもりもなさそうなこのSPAMですが、むしろ「SPAMの語源ってこれなのか」と気づいた人に対するファーストトライアル効果でいえば、あえて容認(以上)をする戦略が正しいかもしれません。アメリカではまさにポピュラーな商品のようですが、日本だったら一度スーパーなどで取り上げてみても面白かもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.13

時差。

本日より私は仕事でサンフランシスコに来ています。

インターネット広告の世界では、「アドサーバー」といわれる広告配信機能を世界的に集中管理しているネットメディアでは、アメリカ時間が基準となることがあります。サーバーのある場所の0時ちょうどからしかスタートできないメディアでは、例えばアメリカ西海岸時刻4月1日開始の場合、実際には日本時間の4月1日16時から掲載開始されることになります(日本時間-16時間)。

またアメリカにはDaylight Saving Time(DST、いわゆるサマータイム)というものがあり、4月第1日曜、終了日が10月最終日曜までは昼間の時間が1時間早まります。この間は日本時間の17時からの掲載開始になります。

私がやっているネット広告の仕事では、日本にいて日本のメディアに掲載しているにもかかわらず、常にアメリカ時刻を気にしなければいけません。DSTまで絡んでくるとややこしくて嫌になります。

今回のように出張にいって現地の時間で仕事をする方が分かりやすいかもしれませんが、今度は時差ボケの方が大変です(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.12

ドラマと着メロ。

ご多分に漏れず、私も毎晩「24(twenty four)」の録画にいそしんでいます。その日々も今晩で終わりです。たまったビデオをいつ最後まで見られるかは分かりませんが…。

24では複数の話が複雑に絡み合っており、それらの話をつなげるのは「携帯電話」です。携帯は日本の方が進んでおり、アメリカでは普及が遅れているという話もありましたが、このドラマは携帯なしでは成立しないといえるでしょう。

しかしこのドラマでの携帯着信音は古典的なビープ音です。シリアスなドラマで明るい着メロが流れてしまっては台無しです。

今や日本ではマナーモードでなければ着メロを使っている人が多数派でしょう。着信メロディを変更したことがない人は1.1%にすぎないという統計もあるようです。電話というものは通信機能だけでなく着メロによって周りに自己主張をするツールにもなっています。さらには自宅の固定電話もメロディで知らせるのが一般的になってきています。

しかしいつかかってくるか分からないというのは電話の歴史上変わりません。すなわち状況と着メロがマッチしないということは起こりえることです。日常ではこれを避けるためには一時的にでもマナーモードにしますが、ドラマのシーンでマナーモードの携帯を取るというのは演出上無理があるでしょう。

物心ついたころから携帯を持ち、着メロ以外で取ったことがない若者の時代が来れば、携帯はドラマでどんな音を奏でているのでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2004.04.11

ここまでのタイトル一覧。(No.114)

数えてみたらもう113本コラム書いていました。うっかりすると同じネタを書きそうになるので、自分自身のチェック用という意味を込めて今回は一覧を書きます。@niftyのcocologって過去記事を完全一覧(しかもハイパーリンクする)機能がよく分からないので、書き出したものをとりあえずベタっと張ってみます。

よく見たら12月22日は2本書いているんですね。だから今何本目って数えにくいのです(笑)

No. 日付 タイトル (カテゴリ)
2004年4月
113 2004.04.10 広告業界に圧迫面接はない。 (面接対策)
112 2004.04.09 国歌斉唱問題を、ちょっとだけ解決する方法。 (雑談)
111 2004.04.08 月刊創5月号「広告業界特集」。 (ニュース)
110 2004.04.07 新入社員と就活生の違い。 (心構え)
109 2004.04.06 ピカピカの一年生。 (雑談)
108 2004.04.05 社会経済生産性本部さんへ。 (メッセージ)
107 2004.04.04 NTTドコモ、「モバイル社会研究所」を設立。 (ニュース)
106 2004.04.03 東京インタラクティブ・アド・アワード。 (ネット広告)
105 2004.04.02 05時代、はじまる。 (広告労協のこと)
104 2004.04.01 楽天、みんなの就職を完全子会社化。 (ニュース)
2004年3月
103 2004.03.31 決算日。 (雑談)
102 2004.03.30 ところ変われば。 (雑談)
101 2004.03.29 久米さんの飲んだビール。 (広告業界のこと)
100 2004.03.28 江角さん、ギャラを返すぐらいなら。 (ニュース)
99 2004.03.27 久米宏さんの謝辞。 (ニュース)
98 2004.03.26 一次独立。 (面接対策)
97 2004.03.25 江角マキコの後続。 (ニュース)
96 2004.03.24 釣書と社風。 (OB・OG訪問)
95 2004.03.23 旅立ちの日に。~04生に贈る言葉~ (メッセージ)
94 2004.03.22 足で蹴ってもよいバレーボール。 (雑談)
93 2004.03.21 労使関係と夫婦関係。 (労働法、組合について)
92 2004.03.20 いただいた電話。 (心構え)
91 2004.03.19 皆勤賞。 (心構え)
90 2004.03.18 製薬会社という広告主。 (広告業界のこと)
89 2004.03.17 失礼ですが…。 (心構え)
88 2004.03.16 日本プロ野球選手会。 (労働法、組合について)
87 2004.03.15 地方びいき。 (メッセージ)
86 2004.03.14 おじさんと話を合わせる。 (面接対策)
85 2004.03.13 1点の差。 (心構え)
84 2004.03.12 PR実務の寄付講座。 (ニュース)
83 2004.03.11 Googleはblogを拾いすぎ(その2) (雑談)
82 2004.03.10 公正さのアカウンタビリティ。 (広告豆知識)
81 2004.03.09 政治と、宗教と、プロ野球。 (面接対策)
80 2004.03.08 高速掛け算メソッド「繰り上がり分離法」 (SPI対策)。 (エントリーシート)
79 2004.03.07 百式(ひゃくしき)。 (おすすめサイト)
78 2004.03.06 お願いだから、間違えないで。 (エントリーシート)
77 2004.03.05 生烏龍。 (雑談)
76 2004.03.04 エントリーシートは、期末試験ではない。 (心構え)
75 2004.03.03 タバコとマンション管理費の関係。 (広告豆知識)
74 2004.03.02 屋外広告物条例。 (広告豆知識)
73 2004.03.01 携帯で、名乗る。 (心構え)
2004年2月
72 2004.02.29 丸紅ダイレクト、2月末日で閉鎖。 (ニュース)
71 2004.02.28 夏に雪かき機を売る方法(後編) (広告豆知識)
70 2004.02.27 デジタルキャンペーンの、アナログ的ワナ。 (ニュース)
69 2004.02.26 夏に雪かき機を売る方法(前編) (広告豆知識)
68 2004.02.25 消費税「総額表示方式の義務化」。 (ニュース)
67 2004.02.24 グループ面接のお手本。 (面接対策)
66 2004.02.23 入学式と卒業式。 (雑談)
65 2004.02.22 言いたい。でも、言えない。 (雑談)
64 2004.02.21 京都、本番へ。 (広告労協のこと)
63 2004.02.20 塗る花粉症薬 (雑談)
62 2004.02.19 国内総生産(GDP)と国内広告費の相関関係 (広告豆知識)
61 2004.02.18 2003年の日本の広告費は5兆6,841億円、前年比99.7% (ニュース)
60 2004.02.17 生保の広報イベント。 (広告豆知識)
59 2004.02.16 PL法(製造物責任法)。 (広告豆知識)
58 2004.02.15 景品の上限。 (広告豆知識)
57 2004.02.14 Ctrl + F (心構え)
56 2004.02.13 金原ひとみと綿矢りさ。 (ニュース)
55 2004.02.12 「怒る」と「叱る」の違い。 (心構え)
54 2004.02.11 INとOUT。 (広告豆知識)
53 2004.02.10 株式会社だけが、会社ではない。 (広告豆知識)
52 2004.02.09 mizkan (広告豆知識)
51 2004.02.08 前株、後株。 (心構え)
50 2004.02.07 ネーミングライツ(ダイエーの場合)。 (広告豆知識)
49 2004.02.06 ファミレス語。 (心構え)
48 2004.02.05 スーパーボウル・アド。 (広告豆知識)
47 2004.02.04 ネーミングライツ(近鉄の場合)。 (ニュース)
46 2004.02.03 手書き。 (心構え)
45 2004.02.02 未来のパネリスト。 (広告労協のこと)
44 2004.02.01 パンフのコピー。 (心構え)
2004年1月
43 2004.01.31 パレートの法則。 (広告豆知識)
42 2004.01.30 ダブルスクリーン。 (ネット広告)
41 2004.01.29 ぶっつけ本番。 (広告業界のこと)
40 2004.01.28 ネーミングライツ(施設命名権) (広告豆知識)
39 2004.01.27 被告人がCMに出演。 (ニュース)
38 2004.01.26 新聞雑誌はどこまで広告を増やせるか。 (広告豆知識)
37 2004.01.25 ファクスかファックスか。プリンタかプリンターか。 (広告豆知識)
36 2004.01.24 Googleはblogを拾いすぎ? (雑談)
35 2004.01.23 タイムスタンプ。 (心構え)
34 2004.01.22 名寄せ。 (広告労協のこと)
33 2004.01.21 消防法。 (広告労協のこと)
32 2004.01.20 ヒーローものの事情。 (広告豆知識)
31 2004.01.19 白い巨塔は「2クール」。 (広告豆知識)
30 2004.01.18 時間を守る。 (心構え)
29 2004.01.17 ふりがな。 (心構え)
28 2004.01.16 トレーサビリティ。 (ニュース)
27 2004.01.15 次なるは、新聞労連新聞業界就職フォーラム (労働法、組合について)
26 2004.01.14 「就職活動」と、「シューカツ」。 (雑談)
25 2004.01.13 SEO(検索エンジン最適化) (広告豆知識)
24 2004.01.12 交通広告料金表 (広告豆知識)
23 2004.01.11 完全週休2日の定義。 (労働法、組合について)
22 2004.01.10 次なる○○労○ ○○業界就職フォーラム。 (ニュース)
21 2004.01.09 新卒を1人も採らない会社 (メッセージ)
20 2004.01.08 日本経団連が予告する、就職戦線2005。 (おすすめサイト)
19 2004.01.07 メディアリテラシーとしての、「創」。 (おすすめサイト)
18 2004.01.06 成長への決意を新たに (おすすめサイト)
17 2004.01.05 調べる、を、調べる。 (ネット広告)
16 2004.01.04 じゃぱんだー。 (おすすめサイト)
15 2004.01.03 JARO(日本広告審査機構) (おすすめサイト)
14 2004.01.02 キャラクタービジネス。 (広告豆知識)
13 2004.01.01 元旦の新聞の見どころ。 (メッセージ)
2003年12月
12 2003.12.31 定番の言い回し。 (心構え)
11 2003.12.30 日本ブレイク工業。 (おすすめサイト)
10 2003.12.29 プロダクト・プレイスメント (広告豆知識)
9 2003.12.28 ネーミングという、付加価値。 (広告豆知識)
8 2003.12.27 「とおり君」と話すコツ (おすすめサイト)
7 2003.12.26 誤字・脱字は、致命的。 (エントリーシート)
6 2003.12.25 プレゼントという、市場。 (広告豆知識)
5 2003.12.24 S君からのメール。 (面接対策)
4 2003.12.23 広告人冥利に尽きる。 (広告豆知識)
3 2003.12.22 グループディスカッション。 (面接対策)
2 2003.12.22 「まず、名乗る。」 (面接対策)
1 2003.12.21 ミニコラム、やってみます。 (メッセージ)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2004.04.10

広告業界に圧迫面接はない。

「圧迫面接」という言葉があります。厳しい質問を繰り返し、そのときの反応や態度、切り返し方などで評価をする、というものです。厳しいコミュニケーションに慣れていない学生にとって恐怖の存在となっています。
 
しかしこの活動も3年目に入って、広告業界では圧迫面接はまず存在しないと分かりました。理由は簡単です。実際ほとんどの学生は選考で落ちクライアント側の企業にいくので、不愉快な印象を残してはいけないと分かっているからです。どんなにつまらない面接でも、どんなに向いていない学生にも、面接の制限時間の間はきちんと話を聞いてあげるよう、会社から指示があるのが一般的のようです。複数の会社の面接官経験者からこのことを確認しています。

学生はこのことで安心してはいけません。逆を返せば、どんなに響いていない面接でも、最後までニコニコして聞いてくれているわけであり、「何であんなになごやかに進んだのに落選したのか分からない」ということがよく起きるのです。

とはいえ、話が本当に相手に響いているかどうかは、雰囲気を感じ取ることで必ず分かります。面接ではこのような「空気を読む余裕」を少しだけでも残しておいてください。そして相手が興味を示していないと直感したら、勇気をもって別な話題を切り出しましょう。失敗したら迷わず堂々とやり直すことが大事です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.09

国歌斉唱問題を、ちょっとだけ解決する方法。

卒業・入学式のシーズンになると、マスコミでは必ず国歌斉唱をしなかった教師への処分といった記事・報道がされます。さまざまな考えの人がいてもいいと思いますが、処分といったことになれば話の次元は別です。また式は教育関係者だけのものではありません。以前よりこの問題は「知恵」でなんとかならないものだろうかと思っていました。そして先日自分の子供の小学校の入学式に出席したとき、(特に問題が合った訳ではありませんが)ふとそのアイデアを思いつきました。

国歌斉唱問題の現象面のほとんどは実は「起立するかどうか問題」に帰結します。このことで式進行に対し応じる応じないがはっきりするからです。実際に歌っているかどうかなどはそもそも確かめようのないことです。

それであれば起立したままで国歌斉唱の次第に進行すればいいのではないでしょうか。国歌斉唱の直前に全員起立する次第をもってきて、着席させずにそのまま国歌斉唱に移ればいいのです。

校歌斉唱でも開式のあいさつでもなんでもいいでしょう。職員と生徒が起立する次第の直後を国歌斉唱とし、職員と生徒が立ったままで、その後「ご父母・ご来賓もご起立ください」と進行すればスムースにいくはずです。歌う歌わないは最終的には個人の考え・信念で選択すればいいでしょうが、式全体が動揺するようなことは回避できます。これにより学校側も体面が保てますし、国歌斉唱に意見がある人も積極的に波風を立てることを避け、同時に自分の意志に背くことを避けることが可能だと思います。

もちろんこの方式でも自ら着席する方はいるでしょう。あくまでこの方法は「部分的な妥結案」の提案に過ぎません。しかし、イデオロギーのぶつかり合いは時に第三者の目から見て両方とも反感を買うことがあります。学校・教員双方はその現実を見据えて、できる範囲の落としどころとして検討してみてもいいのではないでしょうか。

難しい状況だからこそ当事者には見えない視点で提案する。広告業界を働くものとして、そういう「知恵」を(無駄打ちを恐れず)どんどん出せるようになりたいものです。国歌斉唱問題は、メディアにおけるジャーナリズムとコマーシャリズムの背反性にも近く、これをきちんと調整(=業界用語で「仕切り」)できるのは広告業界だけです。喧嘩早い人よりも仲裁する人の方が広告業界に向いているかも知れませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.08

月刊創5月号「広告業界特集」。

 月刊創は毎年5月号(4月7日発売)に広告業界を特集します。今年の特集号は個々の会社へのフィーチャーが大手に限られていたのが少し残念でしたが、内容としては今年も興味深いものでした。

 各社面接が本格化する前に一度目を通しておいたほうがいいでしょう。きっと面接官も読んでいるはずです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.07

新入社員と就活生の違い。

この時期になると各社新入社員の研修などが本格化し、街中でもそれらしき人を見かけます。就活生とはわずか1年差。スーツの着こなしにもそう差がある訳ではありません。しかしこの時期の新入社員と就活生は明らかに見分けがつきます。それは新入社員は徒党を組み、就活生は孤高である、であるからです。

一般に社会人が同期同士だけで仕事をするということはまずありません。このため、同世代で徒党を組んでいる新入社員は直観的に分かります。特に分かりやすいのは、電車の入り口付近に円形に陣取りぺちゃくちゃ話します。電車での移動中はじっとしている分この傾向がよく分かり、少し耳をすませばどの会社の新人かということすら分かることがよくあります。

就活生もセミナーの帰りなどはグループで帰ったり飲んだりするでしょうが、基本的には孤高な存在であり、今の時期の新入社員の緊張感のなさにくらべたらむしろ大人なのではとすら思います。05生の学生の方々、今の時期新入社員を見るのは辛いかも知れませんが、お気楽な新人軍団を見たらきちんと目に焼き付け、あれよりは会社に貢献できるはずだと心に秘めて受験してみてください。

まあ新人君も今のような余裕は1ヵ月が限度でしょうが(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.06

ピカピカの一年生。

5日は私の子供の入学式でした。撮影班の私はハンディカム・動画デジカメ・APSカメラの3つを操作して、腕がつりそうになりました。

入学式では、数々の電報が披露されましたが、そのほとんどに「ピカピカの一年生ですね」という言葉が入っていました。この「ピカピカの一年生」は、ご存知小学館の学年誌「小学一年生」CMの名コピーです。しかもそのCMは1984年度のACC「CM殿堂入り」作品となっています。なんとちょうど20年前ですね。

「かわいい」でも「わんぱく」でも「元気な」でもない、「ピカピカ」というコピーの発見が、20年間支持され続けていることは、驚きであるとともに、この業界で働くものとしてとてもうれしいことだと思いました。

このような発見を、自分で一度はやってみたいものですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.05

社会経済生産性本部さんへ。

ちょっと古いですが、3月30日に財団法人社会経済生産性本部が平成16年度新入社員は「ネットオークション型」を発表しています。

命名の理由は

ネット上で取引が始まり、良いものには人気が殺到しさっさと売れる一方で、PR不足による売れ残りも多数。一方で、ブランド名やアピールに釣られて高値で落札したものの、入手後にアテが外れることもある。


とのこと。

まあ落語のオチとしてはうまいことをいうもんだと思いますが、まだ仕事をしていない新入社員に入社前からレッテルを貼るということ自体、いかがなものかとは思います。

もともとこの社会経済生産性本部という団体は雇用に関する様々な提言をするところのようです。この記者発表も、コラム生保の広報イベントにも書いたパブリシティ手法の一つであり、学生・新入社員にとってあまり愉快でない手法で耳目をひくのであれば、同じぐらい彼らへの支援とそのパブリシティをしてほしいところです。

まずは地方学生の就職活動の経済的負担軽減あたりから着手していただけませんか?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.04.04

NTTドコモ、「モバイル社会研究所」を設立。

4月1日、NTTドコモは「モバイル社会研究所」を設立すると発表しました。

以下設立目的を部分引用します

「新しいコミュニケーション文化の世界を創造すること」を企業理念として日本で携帯電話サービスを初めて提供した弊社は、携帯電話のリーディング・カンパニーとして、10余年の間に急速に社会に浸透した携帯電話の社会・文化的影響について様々な角度から研究・分析が行われることの重要性を感じております。
そこで、弊社ないし移動通信業界の直接の利害を離れて、自由で独立した立場から、携帯電話のもたらす光と影の両面を広く深く解明することを目的に、「モバイル社会研究所」を設立します。このことにより、光の部分をより大きく伸ばしつつ社会に提供し、影の部分に適切な対策を講じ最小化することを目指し、ひいては弊社の企業理念および存立基盤をより強固かつ豊かなものとし、社会とお客様によりよく貢献したいと考えております。

工場を持つメーカーであればゼロエミッション、エネルギーや製紙関連業界であれば植林活動といった自然保護運動など社会貢献活動をするものですが、通信会社が「文化の保護活動」に着手するというのはとても興味あることです。

自らのサービスに関連して、「光」と「影」がある、とはっきり言うことは極めて稀なことだと思います。しかし、パソコン上のインターネットの普及よりもはるかに速く普及した携帯電話と携帯インターネットは特に10代の若者に対して多大な影響があり、今後の文化が根底から変わっていく可能性もあると思います。誰もがそう思っている中で、企業自身が「影の部分に適切な対策を講じ最小化する」ことに着手することは大きく評価できるのではないでしょうか。

私も過去にいくつか携帯電話の影響に関してのコラムを書きました。

OB訪問・OG訪問より、大事なこと。
「役員=お父さん、人事=お母さん」論。
まず、名乗る。
携帯で、名乗る。


この拙作blogが研究所の方の目にとまればうれしいなと思いつつ、このニュースをblogにしてみました。

Googleさん、よろしくお願いします(笑)。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2004.04.03

東京インタラクティブ・アド・アワード。

インターネット広告推進協議会(JIAA)が主催する第2回東京インタラクティブ・アド・アワーズ受賞作が発表されています。

この賞は日本でのインターネット広告の発展を目的につくられたJIAAが、ネット上でのクリエイティビティあふれる広告を表彰するために実施しているものです。上記リンクから受賞作が見られます。

今回は日産自動車の「TRUNK」がグランプリをとっています。目玉はネットでしか見られないショートフィルムですが、現在はフィルムの方は(権利関係の理由だと思いますが)見られないのが残念です。

私が一番好きなのは、「ターミネーター3 DVD」です。音声が出るようにしてこのバナーをクリックしてみてください。なぜターミネーターなのか、分かるはずです。

面白フラッシュがネットで流行していますが、広告というメッセージに昇華するには、やはりプロのクリエイティビティが必要でしょう。しかし、動きのある広告ができるのは、実はテレビCMとネット広告ぐらいなのです。CMプランナーを目指している人は、ネット広告にも注目してみるとよいのではないでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.04.02

05時代、はじまる。

4月1日、内定者はみな新社会人の仲間入りをしました。03生の経験から言うと、あれだけ05生の世話をしてくれた04生も入社した途端極端に自分の時間を作れなくなり、このサイトも覗くのが精一杯という状況になるはずです。

4月から労協就職フォーラムは05生の時代になります。実際、電通の筆記試験も目前に迫り、博報堂の選考も山場を迎えようとしています。選考スケジュールを見ると深刻な重なり方をしている試験もあるようです。

東京・京都フォーラムもお話した通り、労協と学生は「ギブアンドテイク」の関係です。私達ボランティアは日中現場で働いている社員であるために、今進行している選考情報を知るには学生から提供してもらうしかないのです。今後の選考スケジュール情報の充実、ワンポイントアドバイスの送付、できるかぎりの模擬面接も、皆さん次第で決まります。ぜひご協力ください。

最後に、長く二代目自治会長を務めてくれたkiba04くん、はじめての関西自治会の会長を務めてくれたあまみ04さん、05生と労協に多大な愛情を注いでいただき、本当に感謝しています。体に気をつけて、新人期間を切り抜けてください!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.01

楽天、みんなの就職を完全子会社化。

日経ネットより。

楽天、みんなの就職を完全子会社化(2004/03/31 17:07)

 楽天は31日、インターネット上で就職活動サイトを運営する、みんなの就職(東京・渋谷)を完全子会社にすると発表した。就職活動でインターネットを利用する新卒学生が増える中、「みんなの就職」を完全子会社化し、提供サービスの1つに加えることで事業基盤を拡充するのが狙い。
 5月18日付けで株式交換し、株式交換比率は楽天株1株に対して「みんなの就職」株4.4株。割当比率は「みんなの就職」株1株に対し楽天株4.4株とする。

 楽天は自己株式792株を株式交換を使用し、新株の発行はしない。楽天がすでに保有するみんなの就職株20株には割当交付しない。

 楽天は、「みんなの就職」を連結対象とすることで、2004年12月期決算に約5億円の特別損失を計上する見通し。

 楽天は、宿泊予約サイト「旅の窓」を運営するマイトリップ・ネット、ネット証券のDLJディレクトSFG証券などを買収しており、サービスの多様化を進めている。

楽天発表はこちら


いかにYahoo! Japanが日本最大のポータルとはいえ、すべてのコンテンツで圧倒的に強いわけではありません。特に掲示板については株価面の企業掲示板以外はそう活性化しているものではなく、巨大匿名掲示板2ちゃんねるが圧倒的に優勢となっています。

しかし掲示板=2ちゃんねるという中でも、みんなの就職活動日記、いわゆる「みん就」は就職活動者向け掲示板として極めて特異な地位を誇り、就職活動をする学生の情報源として確立されています。私もこの就職サポートボランティアを始めてからみん就を知りました。多分大学生といっても1,2年生は全く知らない存在なのかもしれません。

Yahoo!を最大のライバル視している楽天が、インフォシーク、ライコス、旅の窓口、DLJディレクトSFG証券の次に実質買収したのがみん就。目の付け所が違うなーと思いつつ、実際コミュニティという極めて難しいものをどう企業経営に位置づけていくのか、注目したいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2004年3月 | トップページ | 2004年5月 »