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2004.02.13

金原ひとみと綿矢りさ。

マニュアルっぽくていやなのですが、今年の芥川賞をとった金原ひとみ「蛇にピアス」、綿矢りさ「蹴りたい背中」は、時事問題として必ずどこかに出ると思われます。

金原ひとみが20歳、綿矢りさが19歳となっていますが、2人のプロフィールを見ていると、学年としては2人は同期のようです。就活生が3年生だとすると1コ下になるわけですが、まさにみなさんと同世代の子が、歴史と権威のある文壇をうならせたわけです。

出版不況といわれているのは、若い人が本を読まなくなった、ということが大きな原因の一つです。そして出版の衰退は文化の衰退にもつながります。芥川賞は決して商業ベースの賞ではありませんが、若い人の才能を認め、同世代の若者にももっと本を読んでもらいたい、という背景はきっとあるのだと思います。

新聞ばかりでなく、書籍離れも進んでいる若い世代。メディアを扱う広告業界を目指す学生の方なら、そのバックボーンとなっているジャーナリズムや文化そのものへの理解や造詣も深めなければいけません。今回の2作は同世代であるがゆえに、みなさんが活字文化を知っていくのに最適な入り口になるかもしれません。

2月10日発売の文芸春秋3月号にはこの両作品が一度に収録されています。780円という特価ですので、ぜひ購入して読んでみるとよいでしょう。

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コメント

「蛇にピアス」は読了。「蹴りたい背中」は、あと半分くらい。780円という価格よりも、選考委員の選評が読めるところに芥川賞発表号の『文藝春秋』を買う価値があります。
 レビューは後ほど。

投稿: 挨拶専用85 | 2004.02.13 14:04

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