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2003.12.30

日本ブレイク工業。

日本ブレイク工業という解体工事会社の社歌が静かなブームになっているようです。こういう私も、本日の朝日新聞社会面で知ったぐらいですので、かなり遅い方なのかもしれません。

歌詞の一部を紹介すると、

ブレイク ブレイク あなたの街の 解体 解体 一役買いたい
耐久年数過ぎてゆく コンクリートが落ちてゆく
地球の平和をはばむやつらさ Break Out !

日本ブレイク工業 スチールボール Da Da Da
日本ブレイク工業 ケミカルアンカー大地を揺らし!!

家を壊すぜ! 橋を壊すぜ! ビルを壊すぜ! 東へ西へ
走る! 走る! 日本ブレイク工業

といった調子で、およそ社歌の常識を超えたものになっています。

最近までMP3でダウンロードできていましたが、この度なんとCDで発売されることになりました。同社サイトからは今でも着メロを無償配布しています。

驚くべきことは、わずか正社員15人の会社で5~6人の社歌制作委員会(!)が作られたということです(朝日新聞03/12/29)。「社歌制作のエピソード」では、

社歌といえば、会社の方針等を打ち出す詩がメインになると思います。
しかし、当社社歌は、一般の人への解体業のイメージを良い物にできないか?
その詩の中に、専門用語を入れ、会社の工事内容をアピールすることができないか?
また、家庭の中で 子供に親の仕事・会社の良い印象を持たせたい。
いろいろなことから、考えられた社歌なのです。

と説明されています。

タモリ倶楽部で採り上げられたことが今回の起爆剤となっていますが、「インターネットによる口コミ、そしてMP3や着メロの無償ダウンロードといった極めて現代的なインフラを通じて、思いもかけないほど多くの人に受け入れられたわけです。

さらにエピソードでは、

当社では、夢を持っている若い人には、毎日の拘束で縛られる会社員よりある程度、自分の時間を作ることができる登録現場作業員(営業)として採用する習慣があります。
そのほかに俳優さんも在籍しています。
(『作業員こそ第一戦の営業社員』という考え方があります)

と書いてあります。

土木・建設系の業界は、広告業界同様「人が命」といっても過言ではない業界であるにもかかわらず、人不足と高齢化に悩んでいます。雇用形態にこだわっては業界自体が成立しない危険もあります。同社の「命たる」人材への気持ちが、小さい会社の3分の1以上の社員が参画し、若者どころか日本中で受け入れられる社歌になったのでしょう。

そもそも「日本ブレイク工業」というネーミングも、86年創立の同社なら、きっと社長がブレイクダンスを意識してつけたものなのでは?

※ちなみに、大分ゼロックスもすごいです。

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コメント

とおりすがりの業界人さんは書きました;
>こういう私も、本日の朝日新聞社会面で知ったぐらいです
>ので、かなり遅い方なのかもしれません。

 かなり遅いです(笑)

♪ブレイク ブレイク あなたは 気がつくのが
♪遅いぜ! 遅いぜ! 遅すぎるぜ!

といった感じで、およそ広告人の常識に達していません。
というか、ネタに苦労しているのがありあり(笑)

 年末年始はお休みになって、充電されたほうがよろしいのではないでしょうか~

 真面目に話を戻すと、“新聞の社会面に載る情報は既に後れている”という時代になった感がありますね。もちろんそれすら、知らない読んでいない、というのではマスコミ人(志望者)として論外です。

投稿: 挨拶@破壊王fan | 2003.12.30 09:39

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